2018/07/16

ドイツ旅日記⑮ 6/18 ルターとユダヤの街ヴォルムス

よくレトロな車が走っているのだが、
この日も前に走っているのが、すごく小さなプラスチックみたいな車
初めトラバント(東ドイツの車)かと思っていたら
Fiat 500のレトロ車(ルパン三世の車)だった
これより、もっと古い気がしたけど

さて、Wormsへ
英語だと、虫(ミミズなどの)の意味だけどドイツ語だとヴォルムスと発音
宗教改革の時、マルティン・ルターを帝国追放刑にすることを決定した帝国議会が開催された地
ドイツロマネスク様式建築のヴォルムス大聖堂
去年(2017年)は、ルター宗教改革500周年だったが
反ルター派のカトリック教会のこの大聖堂は、今年(2018年)が着工(?)1000年記念だそう
Bishop Burchard
入口



本物の刃のある鎌を持つ天使?死神?
回廊?から移されてきた見事はゴシック様式のレリーフ
エッサイの木のレリーフ

ゆるくエグイ、ガーゴイル



喉が渇いたので、ワインショーレ
下の3種類

Muskatellerは、やっぱり美味しいな

のんびりしていたら
あっ!次行くところの閉園時間過ぎてない??と…
ダメもとで行ってみることに
開いていた‼
ということで、ヨーロッパ最古のユダヤ人墓地へ
最も古い墓石で1076年らしい
砂岩でできているので、風化がすすんで墓標が読みづらくなっている
また、ユダヤ教は遺体は焼かずに土葬が原則
だから年月が経つと、遺体が分解され空洞になるので、墓標が傾きやすくなるらしい(たぶん)



ヴォルムスには、他に類を見ないユダヤの文化、歴史などがある
(Wormsの名前の由来も、ヘブライ語のWarmaisaから来ている)

ナチス政権下、ユダヤ人迫害や最古のシナゴーク(ユダヤ教集会所)の破壊はあったにもかかわらず
この墓地だけは、破壊されなかったのは何故なのか・・

更地にする計画があったが、有力な権力者が守ったとか
諸説あるそうだが、実際は謎が多い
奥にヴォルムス大聖堂が見える
これは、割と新しいお墓

ユダヤ人には墓参りするときに、墓石に小石を積む習慣がある
墓地の入口に大きなヘーゼルナッツの木があり、
何故か3人で、その木について話し合っている・・・
夕飯の食料調達だろうか…
まだ若い小さな木の実ができていた
ヘーゼルナッツが、ハシバミだということを初めて知った。


ルターと宗教改革の記念碑
ルターの足元には、ヤン・フス
宗教改革に賛成し、新教派についた都市のワッペンが周りに飾られている
なんか世界史で習った宗教改革が凝縮されている 笑
公園もあり綺麗な街
信号も、ルター‼
かわいい…
ご飯を食べようと歩いていたら、いい匂いが…
あ、Döner!
ケイコさんの希望もあり 笑
ここのも美味しかった~
最後にティーをサービスしてくれる
ターキーティーは、わりと渋めな紅茶(ほうじ茶に近い)
で、周りを見てみるとたっぷり砂糖を入れて飲むみたいなので
試してみたら、この飲み方、なかなか良い
13世紀初頭に作られた英雄叙事詩”ニーベルンゲンの歌”のモニュメント
ヴォルムスが舞台になっている
毎年、ニーベルンゲン演劇祭 (Wormser Nibelungenfestspiele)が開催されている
マンホールには、街のワッペンが入っていることが多い
ヴォルムスのワッペンはこれ

そして、”ニーベルンゲンの歌”にリュウが出てくる


ということで、街の色んな所に個性的にペイントされたリュウのモニュメントがある

話は変わるけど、
Wormsは、移民がすごく多いと感じた
トルコ系の移民はドイツには多いけど、アラブ系、アジア系、アフリカ系など
他の街に比べて、肌の色も宗教も、様々な人がいる気がした
帰りにカズコさんおすすめの手作りアイス屋さん@Neustadt

あぁ…アイスの国に住みたい
またまたスパゲッティーアイス 笑
変な鳥のElwetritschenと
記念撮影 笑

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