2016/02/26

だから、会期中に2回以上見に来てくれることほど嬉しいことは無い

思うのだけど、
自分なりに違うアプローチをしているつもりでも、
他の人からは、毎回同んなじに見えていて、
つまらないなーとか思われているんだろうな、とか考えてしまう。

初めて見る人とかは、楽しんでくれて、目を輝かせて握手求められたりする時さえあるけれど
いつも来てくれる人は飽きてるんじゃないかな
 
今回は、こんなものを作りました!
みたいなことを言っていても、たぶん、自己満足でしかないんだろうなと
作風が一定だと、そうゆうことになりやすい気もする

それで、代わり映えのしない作品にお客さんは失望して、見に来なくなり、閑散とした会場で待ちぼうけ状態で、バイヤーさんやディレクターさんにも呆れられて、もう二度と呼ばれなくなるんだろうな
で、廃業して、放浪の旅に出る

とか、そんなことをえんえん考えながら制作している
2ヶ月以上、一歩も部屋から出ることもなく

ねる→おきる→たべる→制作する
   ↑                                            ↓
制作する←たべる←おきる←ねる

この抗えぬ自然の摂理のようなループに絡み取られて
眠い目をこすり、頭痛薬を噛み砕きつつ、肩や腕に湿布を貼ったりしてね

そんな心身ともに不健康な状態で出来た作品が、毎回、展示会に並んでいるんですよ、実は。

で、見に来てくださった方に、

きっと楽しみながら作っているのね、作品をみているとそんな姿が思い浮かぶわ

なんて、微笑みながら言われて

あ、いえ、修行僧みたいな感じですよ

とか、いちおう言ってみるけれど

冗談だと思われる

冗談じゃないです!

しかし才能もセンスも技術も人並み以下で名声もアイドル性も皆無な場合は、時間と精神力と体力とか、持ち合わせを全部使わないとダメな訳で、
毎回、ツルの恩返しのように羽根をむしり取りながら、展示会を作っている気がする
 
でも、モノを作る人にかぎらず、仕事をしている、日本の社会に組み込まれてる人ってみんなこんなんだろうな
いや、むしろ私なんかよりずっと過酷な状況の人ばかりだと思うので、まだまだ頑張らなきゃなと思うのだが…いかんせん軟弱者で…
 
しかし、それでもできなければ、自分で褒めて、もう諦めるに越したことはないのです
精神の健康のためにね



私は学生の頃からマイナス要素を燃料にする、変な癖があるそうだ

これ、大学の先生にも言われた…
 
昔からよく、自分を追いつめてしまい、精神衰弱や鬱になるアーティストが多いけれど、
どうやら、そっち方向には全くいかないらしい

そこらへんは、最終的に、わりと図太い、というか、ベクトルが違うのか

なんかうまく言えないけど

だが、

ネットで調べものをしていて、最近やたらと、開いたページのバナー広告に、引きこもりや依存性の病院への搬送請負業者が出るのだけど…なんだろうか、何かの陰謀だろうか…と疑ってはいる
it isn't a ceramic, it's a ORIGAMI "paper craft".

全然関係ないけど、本当に疲れているときに
黒い紙があったので折った
折り紙のカラス
(適当に工夫したらかっこよくなった)

余裕そうにみえて、全く余裕じゃないです
最近のこのblogの更新も作業の合間やご飯作っている合間に書きためていた文章を
コピペ編集してupしています
まだ、窯をフル回転で焚いています。
当日までに間に合うのかな・・・?
 



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ふくちあやコテン
2016年3月2日(水)~3月8日(火)
午前10時~午後7時
最終日は8日は、4時閉場


日本橋三越本店 本館6階 美術工芸サロン

会期中終日在廊予定



New solo exhibition of works by FUKUCHIAYAKO
(Ayako Fukuchi)

March 2 - March 8, 2016
open from 10:00am - 7:00pm
(March 8th open from 10:00am - 4:00pm)

At 6F Mitsukoshi art salon, Nihonbashi, Tokyo

FREE



″その日もやはり、落ち着かなくて
息をととのえてから、
何度目かの、子供っぽいおまじないをかけた″






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