2018/12/11

⑦旅の目的 (2018/6月)

今回、ポーランドを選んだ理由がアウシュヴィッツを見に行くこと。
だけど、ホロコーストをテーマにしたアート作品を見ただけですごく苦しくなり、ワルシャワでゲットー跡地や戦争の展示にいちいち涙を堪えている状態なのに、果たして耐えられるのかな…と、
クラクフへ向かう電車の中で考えていた。
ワルシャワ→クラクフ間もEIP(高速鉄道)乗車。
前回は2等車だったが、今回は1等車にしたら、単独シートで尚且つ軽食と、飲み物(2度)、お菓子も付いた。なんて至れり尽くせりだ…
車内はすごい綺麗で快適。
約2時間半、ちょっと早割を利用して3500円くらいだった。安すぎだろ…
↑これがメニューです。早い時間は、朝食メニューになるよう。
今回、W杯が絶賛開催中で、尚且つ日本対ポーランドという試合日程がこの乗車中にあったらしい。
が、気にせずに、3都市目のクラクフ(Kraków)は夜に着いたので、荷物を置いて、小腹がすいたからデザートとワインを飲みに旧市街へ行った、ら…
オイ……ちょっと待てよ…
ここは、夢の国なのか?
移動するたびに、行く先の都市の美しさがグレードアップしていく。。。クラクフ旧市街は日本の子供が夜ごと夢見るヨーロッパの街を凝縮したようなところだった。
↑今回、最も気に入った教会の一つ。
内部が本当に綺麗。写真が少しスモーキーなのは、炉儀(振り香炉を使うミサ)と、コンサート(賛美歌だったのかな?弾語りでアレンジしていたと思うが、すごく素敵だった)をミックスしたミサをしていた。
炉儀は、”香炉から立ち上る煙のように祈りが天に届く事を祈願し記憶するという精神的な意味がある(wikiより)”らしいが、
本当に幻想的で、振り香炉とともに司教様が近くにいらっしゃった時に、無意識に膝をつき礼拝の姿勢をとっていた。
歌とあいまって心が浄化していく気がした。(私が浄化したら、何も残らないけど…。)
余談なのだが、EIPでクラクフの駅について、ホーム階からコンコースへ降り、 出口へ向かう途中で、にこやかな品の良さそうな二人の中年女性に呼び止められる。
英語がわかるか聞かれて、
あんまわからないと答えた。
真摯な対応なので無下にもできず、少し立ち止まっていくつか聞かれる、とおもむろに封書を出して特別な招待状だと言われた、
日程は〇〇日だから、よかったら、来てと。
なんだろうと、文末の署名を見ると、
エホバの証人だった。
ごめんなさい、もうこの日は、クラクフにはいないです、と断り、その場を後にした。
私はどこの国にいても、さまざまな宗教やスピリチュアルなどに勧誘されている気がする…よほど薄幸そうなのだろうか…いや、邪悪すぎて救いたくなるのか。
まー宗教は好きなんだけどね。
クラクフ中央駅ホーム

1 件のコメント:

ふくちあやこの守り人 さんのコメント...

淡々と綴られているだけに、迫るものがありました。AFさんやりますね!年齢的に歴史に向き合うことは、辛い。本当なのですよ!人間は悲惨な出来事は思い出したくない!政治家然り。凡人然り。老人然り。でも歴史の散歩者は常に思い出して欲しい。歴史上の出来事を。何よ、何故、私達が思い出し、感じなくてはいけないのと言うなかれ。歴史を歩く人は、目撃者なのだから、誰かへ綿々と伝えないと!歴史はゼロとなる!