2015/10/20

温泉妖精

温泉旅館の温泉の男女入れ替えの仕組みは、
お客にとっては、非常にわかりにくいと思う
 
たとえば、今回泊まった熱塩温泉(塩分がかなり濃い温泉)では
夜の11時半から30分清掃が入り、深夜0時から朝の9時までが男女場所が逆になる
 
つまり、深夜の場合は、酔っぱらっていたり、早朝は寝ぼけていたりするから
この時間帯の入れ替えは非常に間違いやすい
 
 
というわけで、普通のお風呂は嫌いだけど、温泉は好きなので
早朝5時とかに意気揚々と入りに行くわけですよ
(朝の露天風呂ほど良いものはないと思う)
 
昨晩の0時前に入浴した所とは違うので、間違えないように暖簾を二度見
 
もちろん、平日だから、お客がそもそも少ないから
誰もいなくて、泳いだりしながらのんびり1時間くらい入っていたのだけど
 
私でさえ、間違えそうに感じるのだから、
人が少ないとおっちゃんとか絶対間違えるよな、と思い
露天から屋内の温泉に入りながら、ぼんやり脱衣所を見たら
 
おじさんが脱衣している最中だった
 
私は性別がはっきりしていないので、このままだまっていてもいいかなと思ったが
下手にタイミングがずれて、寝起きで気温差もあるから、驚かすと心臓発作とか血圧上がったりしたら嫌だなと思って
 
いかに自然な流れでおじさんに教えるか、おじさんのストリップを眺めながら思案する
 
で、おじさんがフルチンで、そそくさと温泉の扉を開けたタイミングで
 
「おじさ~ん、もしかしたら、今ここ女湯かもよ」
 
と、呑気そうに声をかけたら
 
おじさん絶句して、そのまま回れ右して着替えて出て行ってしまった
 
お客が多ければ、入口とか脱衣所で気づくと思うけど
利用者が少ないと、入れ替え時間の設定は難しいよな、と思う
 
その話を朝食の時に話していたら、
海外だと大ごとだよっと言われた(ドイツ人のおじさんも一緒に旅行していたので)
 
 
温泉の裏に朽ち果てたような趣の温泉神社

呪われそうな雰囲気 笑
おどろおどろしくて、つい登ってしまった

上の写真の鳥居が、あんなところにあります
つまり傾斜がかなりある
傾斜には大杉の根がびっしり地面をはっている
 

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