歯医者の待合室
外から70くらいの女の人がゆっくりした足取りで入ってきた
すると、私の前に座っていた、20後半くらいの女の子が
「〇〇先生!」と、声を掛ける
〇〇先生と呼ばれた人は、すぐには思いだせない様子だった
「覚えてないかな・・・△△です。何度か年賀状か暑中見舞いをやりとした・・・」
「あぁ、△△さんね!思いだした。あら、今日はどうしたの?今は何をしているの?」とか話はじめた
女の子の方は、私と同い年だった。
そして、年配の女性は、中学の時の先生みたいだ。
今は結婚して子供が2人いると話す女の子に、先生は目を細めて幸せなのね~と言った
まだ、教師を続けているのか尋ねた女の子に、とっくに退官したことを告げ
「もうみっともないくらいの歳なのよ」と恥ずかしそうに言った
その後、☓☓くんはどうしたとか、☐☐ちゃんはどうしたとか、知っている人の近況を話し始めた
「あの頃カッコよかった男の子たちが、みんな髪の毛薄くなっちゃって」と話す女の子
「あら。まだ、そんな歳じゃないでしょ」
と、小さく笑い合う
地元の学校に行かなかったので、私はその2人共をしらない
もし、地元の学校に行っていたら、
この瞬間、もしかしたら、3人一緒になったことにもっとお互い驚いて、もっと話が尽きなかったのかな
そんなことを考えていたら、歯医者さんが虫歯を削りながら
「・・・・ムム・・・思っていたより深いな・・・」と、ガガガガ・・・と削っていく
あががが・・・
「思っていた虫歯の8倍ありました」と、ガガガガガガ・・・・・・・・
いてぇぇぇ~~~~~~~~!!!!
久々、歯医者さんで痛い思いした
100倍じゃなくてよかった。
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