2019/11/27

あいさつにかえて…

色決め中

才能もセンスも器用さもないのだから、せめて時間と手間だけは掛けなければ、先方の顔に泥を塗ることになり、人としてそれだけは避けなければ、出来る限りのことはしなければ…と、自分に言い聞かせて、毎日、ただひたすら制作していました。

今回は本当に、個展と注文を納期内に納品できただけで、私の中で御の字の及第点、と思う程に切迫していたので、
会期中は、搬入に間に合っただけでホッとしてしまい気が抜けていました。

私は作るだけしかできないから、泣いても吐いてもただひたすらやるだけですが、
その上、好きでやっているわけではない(と思っている)ので、誰にも見てもらえないと、何のためにこんなつらい思いをして作っているのかよくわからなくなってしまいます。
だから、見に来てくださる人がいてこそ、楽しみにしてくれる人がいてこそ、なのだとしみじみ思います。

本当にありがとうございました。

気が小さいひねくれ者だから、
行けなくてすみませんでした。
と、言われたりすると、あぁ気を遣わせて本当にすみません…と申し訳ない悲しい気持ちでいっぱいになってしまうのですが、逆に、
見逃して、残念だった!初日に来ればよかった!全部見たかった!
と、すごく残念そうに心からおっしゃってくださる方がいると、その言葉にものすごく救われたりもします。

結局、私は創作欲求よりも承認欲求を満たすために作り続けていたのだなと思い知らされるのですが・・・苦笑

今回、いつも以上に見に来てくださった方が喜んでくださり、楽しそうに目をキラキラさせてじっくり見てくださる姿は、自分の仕事に悲観的な私には想像していなかったもので少し驚いていました。
動物好きが多いのかなとか思っていたのだけど、単純にすごく楽しんでくれていたみたいで、その姿に私のすさみきった心が少しずつほどけていきました。
見てくださる方の反応を見て、あぁ報われた…という言葉を何度か呟いていました。

三越本店での個展に、お越しくださった方に、楽しんでくださった方に、ただただ心からの感謝を込めて。
本当にありがとうございました。

でも、もうこの物量は、エネルギー的に無理な気がしますよ…


余談(いや、蛇足)ですが…
見に来てくださった陶芸家の知人と話していて、
「ひきこもり」か「犯罪者」か「陶芸家」かという選択肢の中で、「陶芸家」が他人に迷惑を掛けずに、一番マシだから選択しただけな気がする、とお互いうなづきあっていました。



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