2014/07/29

Homeless in Vancouver (vol.5.5)

さて、ホームレスについて、
また続けて書いていきたいのだが…
(読んでる人がいるのかわからないけど...)

ここ最近の私の一番の関心事で、
ほぼ毎日のように、留学生は元より、カナダに住んでいる人もあまり近寄らない、East Hastingsエリアを徘徊しているので。
(観光客に関しては、なるべく避けるように言われているエリア)

日本人街というのが、実はEast Hastings近くに、昔あった。
日本人学校などが残っていたりするが、今は通り一つ行くと1番危険とされるエリアになってくる

日本人街の名残りで、毎年、日系のお祭りの Powell祭が、夏にOppenheimer parkという公園で開催されるのだが、
この公園が、通常は、薬物依存やホームレスの人たちの憩い場となっている。
野球を楽しむ人がいたり、音楽をひいている人がいたり、昼寝してたり、だべってたり、ドラッグしてたり、配給ご飯を食べていたり、彼らは思い思いに公園を利用している。
外から見ると、割と平和であるのだが…

毎年、お祭りの開催前は、注射器の針拾いから始まると言われている

そこが、今年は一部のFirst Nation(北米の原住民であるインディアンの総称)やホームレスによって、テントで占拠されてしまっていた。
今もだけど…

しかも、右手前の白いシャツの人…薬物やりすぎで、ありえない体勢で死んだように倒れてるし…
奥の方にtipi(インディアンの伝統的なテント)が建っている


で、結局、今年のPowell祭は、場所を少しずらさざるを得なくなった。
それでも、無事に終わったのだが。

近年、オリンピックからの流れもあり、政府の方針で、徐々に西側からEast Hastingsあたりの再開発を始めだした。
オシャレなカフェやお店が建ちはじめ、通りの "掃除(ホームレスの撤去)" を始めた。
そのため、徐々に彼らの拠点がより東側に移り出した

で、今は、このOppenheimer parkの付近もかなり多くなった。

公園の斜め前の路地にあった、ダンボールの切れ端



日曜日、バスを待っていたら、向かいでシーク教の炊き出し中だった。

そんな訳で、毎日、この通りは色んな発見があって、私にはとても興味深い。

ちなみに、ここは、他のdowntownエリアと完全に異なり
ほぼ学生やワーホリが皆無で、アジアにいる錯覚さえするほどに、たくさんいる日本人や韓国人にも全く会わない。
いろんな意味で、きらびやかなDowntownとは、別世界である

ある大きなシェルター兼教会へ、手伝いに行くと、
日本人なの?ここだと、初めてだよ!
と珍しそうに言われたくらいなのだから…


私が前回までに書いたバンクーバーのホームレス関連のBlog記事のback number..................


ホームレスについて (vol.1)
 

施す人、施される人 (vol.2)
 

施しの文化 (vol.3)
 

食べ物を配ること (vol.4)
 

労働の対価 (vol.5)
 


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