2014/07/10

ホームレスについて (vol.1)

バンクーバーは、ホームレスが沢山いる

本当に沢山いる

それには、いくつかの大きな理由があるのだが、それを踏まえたとしても、結構な割合である

2014年に出された統計だと1798名になるらしい

一番多く見ることができるのが
East Hastings streetになるのだが

ここは、初めて見た時は、なんかこの通りだけ異質に見えた

なぜだかここにみな集まってきている
(あとで、理由は知ったのだが)

そして、街に来ている人たちは、あまり寄り付かないので、
この通りの10ブロックぐらいの人口分布だけだと、確実にホームレスじゃない人とホームレスの人の割合が逆転している



でも、彼らは日本のホームレスとは少し違う

実は、望めば、
お風呂にも入れるし、洋服も貰えるし、寝る場所もあり、3回食事にもありつけていたりする
そして、繁華街の方へ行き、帽子や紙コップを出しておくと、通りを歩く人に小銭をすぐに恵んでもらえる
精神的なトラブルを抱えている人も多く
そしてなにより、ドラッグに手を出している人が多い

バンクーバーにいると、
普通に働いて衣食住を自分でまかない生活するのが、馬鹿らしくなるくらいの、手厚いホームレスへのサービスがある
あまりに充実しているので、むしろ増えてしまうんじゃないかと思ってしまう

この不条理にさえ見える社会の仕組みを知りながら、ホームレスにならないで、自分の力で生活しているバンクーバーの人たちを普通とみるならば、

ホームレスになる人たちには、余程の理由があるのかもしれない

そんなことを考えていたら、
たまたま、以前ホームレスだったという人が半生をかいつまんで話してくれた


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