2017/04/16

よう知らんじゃけんど、祭りやっちょっちゃが

・・・あっているのか、宮崎弁
 
今は、外国からのお客さんがたくさん来ているけれど
高度経済成長期は、新婚旅行のメッカだった宮崎県
 
 
やはり、今日も暑い
正午過ぎの太陽は、ジリジリしていて、また27度はいっているな
 
そんなわけで
 
アマテラスの天岩戸神社の後は、目に涼やかな
日本の滝百選の一つ「真名井の滝」がある、名勝・高千穂峡へ
 
今回はボートには乗っていませんが
新婚旅行の際は、思い出にどうぞ


真名井の滝にまつわる日本神話

天照大神(アマテラスオオミカミ)の孫の邇邇芸命(ニニギノミコト)が、
アマテラスの命により地上に降り立った時、高千穂には水がなかった

ニニギは、天村雲命(アメノムラクモ)を
再度、高天原に上らせ「水種」を運んでこさせ、以来豊富に水が湧き出るという

この水の種を天真名井(あまのまない)といい、これが湧き水となり真名井の滝の水源となっている

この水種の天真名井は、
くしふる神社近くの大けやきの老木の根元から今もこんこんと湧き出ていて
 
この水を飲むと病気が軽くなり、長生きする
また、悪い行いをした人がこの水を汲むと、水が出なくなるなどの言い伝えが残っているそう
 
私は汲んでいないから、大丈夫

どうでもいいけど、あまのまないって名前みたい
 
高千穂峡は、上の様な写真の景観が有名だけど、
ここの見所は、岩でもある
 

この謎すぎる隆起

阿蘇山の太古(約12万年前と9万年前の2回)の火山活動で生じた
柱状節理(ちゅうじょうせつり)の岩層を
長い年月をかけて五ヶ瀬川が浸食した
深いV字型の侵食谷
柱状節理(ちゅうじょうせつり)とは、
溶岩が冷却固結する際に角柱状となった岩のこと

場所によって不思議な形状や表情をしている

 
それこそボートに乗った方が、間近で良く見れるでしょう
仙人の屏風岩
 
 
と、高千穂峡の遊歩道を歩いていると、
玉垂の滝の前あたりで祭りの気配
 
鬼の面の人たち

おっちゃんたちも、かっこいい
(今日だけは・・・?)

踊りながら、高千穂神社の方へ練り歩くらしい
 
快晴でよかったけど、暑いから大変だな
お祭り男(女)たちは楽しそうだけど
 
この馬の人の格好が、明治の憲兵みたいだけど、
この人だけ、なんでだろう・・・と思っていたら、
県警の高千穂署長さんだったらしい
警備ではなく、祭りに参加できていいな


二台の神輿がある

獅子舞もいた
 
高千穂神社春季例大祭だった
去年は熊本地震だったので、2年ぶりの「浜下り神事」やパレードだったらしい
 
意図せずに出くわしたので、
私はこれは見ていないのだけれど、この日の祭りの記事から写真を引用

「浜下り神事」とは、高千穂峡にある小さな池「おのころ池」に入り、
池の中心の祠(おのころ島)を中心に時計回りに三周し、みそぎをする神事らしいけど・・・


この池、この日は、水深が浅く、その上、
餌のせいで丸々と太った巨大な鯉(背びれが水面から出てしまいサメ状態)がたくさんいる
で、狭い池なので、こんな30人くらいの人が入ったら、
鯉たち、蹴られるは、踏まれるは、で大変だったのでは・・・と、ちょっと鳥肌が立った・・・
 
だから、道が混んでいたのか・・・
道すがらに、紙垂が…
結界の意味もあるのかな
 
 
 というわけで、高千穂神社は交通規制で行けずに、
代わりに行ったのが、荒立神社
 

なんか今日は、日がいいのか
ここでも、すごい人。。。たぶん祝詞か講話があったみたい
 
ちなみに、ここの宮司さんがかなり有名らしい
゛見える゛と噂の人気の宮司さんがいらっしゃるそう
 
御相談事がある方は、ご予約できるそうですよ
 
ここは、芸事の上達にご利益のあるという珍しい神社
あとは、夫婦円満、縁結び、所願成就など
 
このご利益にも日本神話が由縁になっている

祀られている神さまは
猿田彦命(サルタヒコノミコト)と天鈿女命(アメノウズメノミコト)のご夫婦の神様

上記の高千穂峡の神話で出てきた、ニニギが地上に降臨の際、
道案内をしたのが猿田彦命(サルタヒコノミコト)
それにちなんで、道開きの神として、交通安全など

また、天鈿女命(アメノウズメノミコト)は、前述のようにアマテラスを外に出した
芸達者で、神楽の元を作ったとされる女神
それにちなんで、芸事の上達や、厄除け、夫婦円満など
 
ちなみに、この神社は、
カンカンカンカンと木をたたく音がする
何故かというと、いたるところに

板を叩いて祈願する場所があるから

ちなみに上のは
七幅徳寿板木(しちふくとくじゅばんぎ)と言い
心を込めって力強く7回打つと願いが叶うらしい

ので、思いっきり叩いたら、次の日に腕が筋肉痛になった・・・
 
ここのおみくじは3種類あって各20円
なので、みんなひいていくから、おみくじの紙で埋まっている
種類は、「おみくじ」・「恋みくじ」

そして・・・

「こどもおみくじ」
かわいすぎ

「恋みくじ」とか全然ひく気がない自分に引きます
 
中身はこんな感じです

「うせもの おかあさんに よくきいてみなさい」

だいたいのものは、これで見つかります
 

そして、これが、芸道守!
先月も友人から、縁結びのお守りをプレゼントされましたが
今回も、私に必要だと、いくこさんから贈っていただきました
ありがとうございます
 
 

solar ray

日本神話の太陽神と言えば、天照大神(アマテラスオオミカミ)

八大龍王水神社の後に向かったのが、彼女に縁の深い場所

その前に、日本神話について
ちょっとおさらいしておくと、より楽しい宮崎観光
と、いうことで…

天照大神の誕生について
日本国を作ったとされるイザナミノミコトとイザナキノミコト

亡くなってしまった愛しいイザナミを追って黄泉の国へ行ったイザナキが、
黄泉の国の穢れを払った時に

左目から生まれたのが、天照大神(アマテラスオオミカミ)→太陽を司り、高天原を統治
右目から生まれたのが、月詠命(ツキヨミノミコト)→月を司り、夜の国を統治
鼻から生まれたのが、須佐之男命(スサノオノミコト)→風(災厄)を司り、海原を統治

これが三貴神になる

ちなみにこのイザナキが禊(みそぎ)を行った池も宮崎市阿波岐原に存在している


さて、アマテラスにとってスサノオは、厄介な弟で、
豊葦原中国(地上)でも駄々をこねて、アマテラスのいる高天原(天上界)でもやりたい放題
それに見かねたアマテラスは嘆き、憤り、ついには、
天の岩戸にこもり、大岩で入口をふさいでお引きこもりになってしまう

そして、世界は暗闇に沈んでしまう


さて、まずは
アマテラスがお隠れになったという天の岩戸のある神社へ

その名も天岩戸神社

日が良くて、結婚式を挙げていた



西本宮拝殿
拝殿の横を見ると・・・
拝殿裏に、天の岩戸があるという立札


 
社務所で見学希望を伝えると、案内をしてくれる
門前でお祓いをすませて、いざ中へ

・・・っと、写真は厳禁なので、写真ナシです
ちょうど本拝殿真裏の山肌に、お隠れになったという小さな洞が見える
拝殿の左横にある神楽殿
神楽発祥の地と言われている

無形文化財の天岩戸神楽は、33番まであり(約16時間)
春、秋、旧暦11月の、年に3回、終夜に渡り舞われ神楽奉納される

切絵のようなものは、彫物(えりもの)という
神楽を舞う舞台「神庭(こうにわ)」の四方に飾られる
二間四方の神庭の中は高天原をあらわしている

さて、このアマテラスの話には続きがある

太陽神であるアマテラスを失ったことで、
世界は闇につつまれ、禍が跋扈しはじめ混沌に陥る

困り果てた八百万の神々は、アマテラスを天岩戸から連れ出す策を天安河原で相談し、
天岩戸前で色々と試したのだが、一向に効果がない

そこで白羽の矢が立ったのが芸達者の天鈿女命(アマノウズメノミコト)
彼女の全裸にならんばかりの激しく賑やかな舞いを肴にして
八百万の神々は、天岩戸の周りに集まり大騒ぎで大宴会をしだす

賑やかなことが好きなアマテラスは、居てもたってもいられずに
岩戸を少し開けて外を覗こうとする

そのタイミングで、怪力自慢の手力男命(タジカラオノミコト)が
岩戸を引っぺがして、アマテラスを外の世界へ再び連れ出すことに成功する

 
 
この八百万の神の会議場の天安河原が、
天岩戸神社から徒歩で行ける 
天岩戸神社を出て

川沿いを上流に歩いて行く
大きな洞窟が見えてくる
 
かっこいい
 

奥に拝殿

拝観者が願掛けの石積みをしていくこともあり独特な雰囲気
 
天岩戸神社の絵馬

鳥居の横にいる大きな像が、岩戸を引き上げたタジカラオノミコト
 
 
下の方が西本宮、左端が天安河原

 
境内にある、珍しい古代銀杏
実も葉も特異な形状らしい
さて、このあとは名勝、高千穂峡へ

豊葦原千五百秋瑞穂国

文字化けではなく、
 豊葦原千五百秋瑞穂国(とよあしはらのちいほあきのみずほのくに)
つまり、日本のこと


二日目は、天孫降臨の地として知られる高千穂方面へ
 
まずは、八大龍王水神社へ
なんか将棋の棋戦の様な名前

八大龍王とは、天竜八部衆に所属する竜族の八王で、
仏教界では地界に住む地神で観音菩薩の守り神とされている
ここには八体の龍王様が鎮座されているそう
 
元々は、水神様なので水にかかわる自然を司る神様
現在は、勝負事や社会的成功にご利益があるとのことで、
経営者やスポーツ選手が数多く参拝されているそう

手水舎
龍の懸魚(と、いうのかな)

樹齢500年の御神木の榎は、前のめりぎみ

 


小さな御社だが、とても雰囲気がある
この井戸の水は、御神水らしく、お清めにも(飲料可)
ちなみに、本堂裏の撮影も立ち入りも禁止(ロープが張られている)の石社が古来の拝殿だそう
面白いことに、ここに来られる参拝者は
生卵(パックで)とお酒を持ってくる
もちろんわれわれも、頼もしいガイドがいるので
卵のパックとお酒を途中で買っていった

上の写真を拡大したのだけど、みんなこんな感じ

賽銭箱の隣に透明衣装ケースがあり、そこにパックごとお納めしてくる

ちなみに、不思議な習慣なので調べたら、
ここの龍神様が、生卵とお酒とお線香が好きなんだそうで、
この3点セットだとパーフェクトらしい

でも、生卵、毎日箱いっぱいになるけど、どうしているんだろうか・・・
あっ、、、。龍神様が食べるんだったね・・・
いや、でも多すぎでしょ・・あ、でも八体いらっしゃるから・・・

ちなみにここの龍神は男性だそうで、
対になる女性の龍神様が祀られている八大之宮が、少し離れたところにあるそう
 
 

では、この後は
日本神話の地へ

2017/04/15

サイトバル、本当にスバラシイ!


宮崎ブーゲンビリア空港(名前がすでに南国)の到着口で待ち合わせをし
優しい妹さんが車でわざわざ迎えに来てくれ、まずは平和台公園で用事を済ませて
西都原(サイトバルと読みます)へ
 
27度という夏日・・・いや体感はそれ以上だな
春を超えてもう夏です、宮崎
 
博物館に行く、といわれ、
博物館?ふ~ん・・・と、少し侮っていたが・・・
 
 
西都原考古学博物館、すごく面白い!!
声を大にして言いたいです
 
ここ、本当にお勧め!!
 
あぁ、また行きたいよぉ・・
 
そもそもなぜ考古学博物館があるかというと
 
 宮崎県の中央部に位置する西都市(さいとし)には、
西都原(さいとばる)古墳群がある
 
これは、南北4.2km・東西2.6km(東京ドーム233個分)の範囲に、
前方後円墳や南九州特有の地下式横穴墓など319基の古墳を有する、
九州最大級の古墳群になる

 
桜は、もうほとんど散っていたが、
この時期は菜の花畑と桜とつつじが咲きみだれる

四季により、コスモス畑やヒマワリ畑になったりするらしい
 

まず、入口通路からドキドキする
細部にいちいちこだわった展示形式、映像
綺麗で丁寧な作りと、荘厳な音楽と照明
 
もう、ここから壮大な古代浪漫の世界にいざなわれ絡み取られていたとは…


考古学博物館って、こんなに面白いものなのか・・と目から鱗
割と日本の考古学博物館をいくつか見てきたが
今まで見てきた館と雲泥の差である
 
 
 
 
展示の形式も本当に工夫していて、それだけでも引き込まれるが
なんといっても解説文が、面白い・・・
 
 
文章の比率が割と多めで読み応えがある展示なのだけど、
それが壮大なストーリー仕立てで、冒険譚を読んでいる気分になる
 
 
普通の解説文と違って、すごく詩的な文章で、癖が強め
その上、文字のレイアウトが独特
 
 
マラルメの″骰子一擲″だと誰かが書いていて、なるほどと思う
 
 
独特なレイアウトは、真似できないが
例えば・・・
 
”
叩き付けられた波の谷間から、
再びその頂に押し上げられた時、
遥か彼方の水平線に蓋をするように広がった靄の中に、
濃縮された紺色の一角があることを知る。
 
その中の
微かに見える
紺色の頂を
目標にして、
 
進めばよいと、
古老から聞いた。
 
海に漕ぎ出せば、
人はみな勇者になれる。 ”
 
(展示から文章一部抜粋)
 
 
 
解説というか、ほとんど散文
 
てっきり詩人か小説家が編集に入っているのかと思ったら
 宮崎県の考古学者の方が書いているそう
 
しかも館内に流れるBGM(この館のために作られた)と照明が、
この文章にあいまって、ワクワク感がとまらなくなる


″考古学という、歴史を研究する学問を難しく考える必要はない。
人々がどのように生きてきたのかを、ありのままに理解しようとさえすればよい。
自然とどのように向き合って生きてきたのか。
人間と人間との関係の中で、何を考え、どこに行こうと、夢や希望を抱いて生きてきたのか。
何よりも考古学は、人間の営みのすべてを対象とする学問だから・・。
悠久の歴史の浪漫に思いを巡らせるのもよいし 
また、少しばかり深刻に、奥深い人間の歴史の何たるかをしばし考えてみるのも良い。″


 
 
 
ちょっと古墳やピラミッドの様な昔の墓に入るような外観
バリアフリー設計と、モバイルを使ったバイリンガル対応(英・中・韓は対応済み)
生涯学習や体験学習も完備していて
 
力の入れ方が半端なくて
こんなに面白くて
 
なんと、入場料が
 
無料!!!
 
ありえない・・・この博物館を見た時に、
もしかして、宮崎県はお金持ちの県なのかな、と思った
 
 

公園を一望できる展望デッキがある
こうゆう博物館や文化施設が増えると、日本人の文化水準が上がるのに
近くに住んでいたら、毎日通いたいよ・・・
 
大事なことなので2度言いますが
 
ここ、本当にお勧め!!
 
 
後ろの赤いのがつつじ

※写真を撮るのを忘れた部分は、一部ネットから引用しています

 
 

土偶がちゃがちゃ
チキン南蛮や岩牡蠣、地鶏炭火焼き、目光唐揚げなど宮崎のうまかもんをたらふく食べた帰りに
高台に提灯のライトアップが見えて寄ると
見晴らしのいい高台の上の2本の桜の木の下で、近所の方々がお花見していた
東京の芋の子を洗うようなお花見とは違って、
あぁこれが本来のお花見だよな、と思う