骨描き(輪郭線)をいかに細く描くかというのを制作の命題としていた
使いすぎて毛が摩耗した筆で、いかに細い線を描くかという、
本当に無駄な修行みたいなことを5年くらい(それ以上かも…)続けていたのだが
ある時、さすがにこの筆はもう使えないだろうと
筆を新調したら、感動するほど描きやすく、
単なる時間の無駄だったことに気づき愕然とした
そもそも、筆を新調すれば、細い線など誰でも描けるわけで、
それなのに、筆は買わずに努力でカバーするという、謎な修行を一人課していた
いったい今まで…何をしてたんだろ…
しかし、その修行の結果、悟ったのが、
細い線など、対して重要なことではなかった
もっと良い(高い)筆を買えば、もっと描きやすかろう
今回、筆を一本新調したのだが、あまりに細い線になりすぎて嫌になり
結局、前から使っている筆ですべてを描いている…
悟れたのだから、無駄ではないと思いたいが、なんか、釈然としない
左から、新品の筆、今使っている筆、摩耗しすぎた筆 |
骨描き(輪郭線)を最初に全部、上の筆で描きます |
黒い線を、絵具で完全に覆っていきます (ちなみに上のとは、別のもの) |
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個展について
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2013年4月6日 (土) ~ 4月13日(土)
時間: 10:00 ~ 20:00
日曜 : 13:00 ~ 20:00
最終日 : 10:00 ~ 17:00
※ふくちあやこの在廊日
土、日は、います 平日は、昼くらいからいます
銀座 教文館4階
エインカレム
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2 件のコメント:
初めまして。中島洋子といいます。
須藤さんのfacebookの投稿を読んでいて細い線と筆のことに反応してふくちさんのブログを読ませていただきました。私もずっと課題だったことです。気に入った線が描ける筆がもう限界かなと思って新しい筆を買っても気に入らずやっぱり古い筆に戻るの繰り返しです。意外にポスカの使い古しの線が良かったり。
ありがとうございます
書や絵をしている人に筆や線にこだわっている方はたくさんいるでしょうね。
私は、ただ、無意味に細い”にこだわっていただけです。
筆ってすぐ摩耗しませんか?
だから、同じ筆を使っていても、次の日には、もう同じような線は描けなくなっている。ざらざらの陶器だからですかね笑
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