2012/03/30

仕事を終えて


2007年10月から、前任の講師の一身上の理由から
急遽、お話を頂いて、後任で入ることになった

それから2012年3月まで

初めに思っていたよりは長く続いたのかな
と考えながら、誰もいない教室の写真を撮ってみた

窓が大きく広い教室で
他に講師もいなく、ひとりだったので本当に気楽で
やりたいように好き勝手にできた

世間話をしたりするのが本当に楽しかった

今期で辞めることを伝えると
「え!先生、まだ1年くらいじゃない!」と言っていた生徒さんがいて
「そんな訳ないでしょ!」とみんなで笑っていた

長く続けられたのは、生徒さんのお陰だな


××××××××

ちょっと個性の強すぎる生徒さんとかいらっしゃるんだろうな、
と、初めはドキドキしていたのだが

本当に優しい温かい方たちに恵まれた
きっと色々我慢してくださっていたのかもしれないが・・・

そして、楽しそうに陶芸をしている姿を見ていると
・・・そうか、本当は楽しいものだったんだな
と、大切な部分を気付かされた

ただただ、
陶芸が楽しいという気持ちを忘れないようにしてもらいたい
はじめて陶芸をされる人には、楽しいものなんだと思ってもらいたい
それだけを一番に優先させ、
心がけて仕事をしていた気がする

陶芸は、本当は楽しいもの

それを自分が、一番に気付かせてもらえたし
自分はどうであれ、せめて陶芸に触れた人が
そう思ってもらえたらいいなと強く思えるようになった


××××××××


陶芸は、楽しいですよ
自分が作ったものが使えるし

食事の時に、自分の作った器で出すと
食べ物がより美味しくなりますよ

形の綺麗な器は、買えばいいのです
味のある作品は、世界で一つだけ

形がいいモノだけが綺麗なものとは限らなくて
自分の癖があってこそ、素敵な作品になる
そのかわり丁寧に作ること

そして、楽しんで作ること


××××××××


と、教室でいつも言いながら
自分にも言い聞かせていた

私の後任で入る先生は、何より人柄を一番重視していた

そしたら、本当に素敵な方が入ってくれることになった
優しく、綺麗な女の先生
人柄をみて心置きなく任せられると感じた

また、楽しくつづけられると思います


××××××××


本当にありがとうございました

そして、これからも、また
何かの折には、
どうぞよろしくお願いいたします

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