2018/07/16

ドイツ旅日記⑰ 6/20 食料調達に釣りへ行く

朝から、ヘルマンがお庭でミミズ(魚のえさ)をとり、
自分たちはランチを作って、
待っている間に読む本を持って、魚釣りへ
前にまたレトロな車、今度はイギリスのクラシック車っぽい
葡萄畑と山の正面にHambachのお城
今日は日差しが強い


漁師の守護聖人ペテロからちなんで”petrihof”
大自然の釣り堀


何が大自然かというと
まーこんな感じです
気持ちのいいところ
しかも、ここの魚は天然に近いらしく、美味しいと有名
ドイツもカナダと一緒でライセンスがないと釣りはしちゃだめ
でも、ライセンス保持者が付いていれば、もう一人も可能だったかな

ライン川でも釣りは出来るけど、
一日中、糸をたらしていても1匹釣れるかどうか…だからこっちの方が断然良い
というわけで、ヘルマンが釣ります(奥)
お客は我々ともう一組だけ(手前の人)
カモの親子が泳いでいたりする
のどかである
あ、釣れたらしい

すぐに脳震盪をおこさせ、すぐに息を止めます(心臓一突き)
ここの釣り場のルールは、なるべく魚に痛みを感じさせないように釣ることが絶対条件

釣れたら、小さくても弱っていてもまた返したりせずに持ち帰ること。
最後まで吊り上げずに、近くに来たらすぐに網を使って掬い上げること。
釣ったらすぐに、脳震盪をおこさせて(頭を叩く)気絶させ、痛みを感じさせないように心臓一突きで即死させること。

で、値段は、釣った魚の種類の重さで値段が決まっているので、最後に計って買って帰る感じ
種類は
Forellen/ブラウントラウト、Lachs Forellen/ニジマス、
Seiblinge/イワナ、Karpfen/コイ、Stör/チョウザメ

我々は、日陰でのんびり
サギがたまに魚を狙ってやってくる。サギには天国だよな。

待っている間、読むように本を持ってきた

池内紀著『錬金術師通り』
ちょうど、次に行くポーランドのクラクフの章があったので

カズコさんの本棚には、恩師のドイツ文学者の池内紀先生の本がものすごくいっぱいある
未だに交遊があるそうで、以前からよく会話に名前が出てくるし、著書も面白いので、
私は面識がないが、ふむふむといつも聞いていた

で、フッと、カズコさんが、
「そういえば、息子さんが中東研究をされている…」
と、言ったと同時に、
「えぇぇぇっっ!!!それって池内恵先生っっっ?!」
と、ものすごいかぶせ気味に身を乗り出してしまった。

私が好きな中東研究者の池内恵先生のお父さんが、カズコさんの恩師だったとは…
いっきに池内紀先生に親近感がわきました。
というか、恵先生の方も一歩的に知っていて、ただ個人的に好きなだけなのだが…

今回ドイツに来て、一番驚いたことでした。笑
まーそんな驚きもとけてしまう程に
穏やかな午後
ヘルマンは着々と釣ってくれて
イワナ~
ブラウントラウト、ニジマス、イワナの計5匹

下処理加工もここでやっていきます
ヘルマン、Danke!!
釣り場でも思っていたのだけど、蝶がたくさん飛んでいて
帰り際、草の方を見ると、
あ、ヘルマンの蝶を発見、教えると
庭以外でみかけるのがすごく珍しいらしくて、写真を撮っていた


Schwalbenschwanz (アゲハチョウ)
さて、少し材料を買って帰宅して、
ヘルマンは魚の加工(4匹を燻製にする)
で、私が1匹、夕飯用に調理して(アクアパッツァ風)
カズコさんが、タイ風肉サラダをつくる
で、このタイ風肉サラダが、ものすご~~~~~く美味しい
たぶん、このスパイス作りが決めてなんだけど
↓↓
スパイスをカリカリに炒る
そして、粉末にする
この時、ブレンダーではなくタイ調理器具の石臼を使うと風味が格段に良い
ジンタナレシピを和訳してもらった
自分用の覚書レシピ
もしこのレシピを使う時は、ジンタナとカズコさんに深く感謝して、私を呼んでください。(必須)

料理をしながら
食前酒
美味しい食材が獲れたことに乾杯‼

お腹が減りすぎて、良い写真撮れなかった…
いつも撮っていたヘルマンもこの時ばかりは撮るのを忘れてしまい…

いただきまーす

無神論者だけど、美味しいものにありつけた時にだけ
神の存在を少し信じてみたくなる
ありがとう



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