2013/04/30

Herb & Dorothy 50×50

 
前作を、始まる前から気になっていたのに
見逃してしまっていた

ので、
今回は忘れないようにと、観に行った
 
 本当に、よかった
 
Charles Clough のインタビューの所から
もう涙が止まらなくなり
 
彼らとの会話の所で、嗚咽しながら号泣
 
 Richard Tuttleとの関係も、すごくよかった
 
本当に、良いです
ただ、こんなに泣いていたのは、私だけだったけど・・・
ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの
http://www.herbanddorothy.com/jp/
 


作品が世に出て、有名になることよりも
この夫婦に会えた事の方が
アーティストにとっては
最高の幸せだったのかもしれないと思う
 
×××××

 
作っているモノは、自分と人とをつなげる媒体だとよく思う
独りよがりではダメで、どちらの存在も欠くことができない

その人の背景や人格も含めての作品で、モノだけでは完結しないし
それを見てくれて評価してくれる人がいて、初めて完成する

作るヒトや作られたモノと、それを評価するヒトが
対等な関係で、理解し好きになってもらうのもやはり大変なことで
本当は一緒なのに、別々にされちゃうこともあれば
人間関係に明らかな開きが出てしまったりする

彼らの、アーティストや作品に対しての付き合い方こそがおとぎ話に見えて、
その愛の深さに、羨ましさを通り越して、フィクションにさえ思えた
 
あまりの号泣で、鼻をズルズルとかみながら
チケット売り場のお姉さんに、
「1の方のチケットも下さい!」と叫んで、
2本観て帰って来た
 
もしかしたら、多くの人は
彼らの生き方とか夫婦の愛に感動するのかもしれない
もちろん、それもそうだけど
私には、どうしたって、Charles Cloughたちの気持ちに共感してしまう

良いドキュメンタリーをありがとう 
 
 

失われた感覚について

無作為に気になって観に行った展示なのに
行ってみたら、受けた印象がなんとなく似ていた
それに、たまたま二つとも写真(ソフィカルは映像も)
 
すごく詩的な展示
何枚かの一連の写真と言葉で構成されたもの
物語性がつよい
 
 
抽象的な写真は
クレーとかの絵をみているよう

強いコントラストで切り取られた静寂の中で
悲しみや苦しみが掻きたてられて
だけど、強い白に溶け込んで消えていく感じ

詩、ないしは、宗教的な祈りにとても近い

http://syabi.com/contents/exhibition/index-1807.html
 
 


こちらもすごくポエティック

静寂の中で悲しみとそこはかとないやるせなさが
波の音と壁の白さに、淡々と溶けていく感じ
だけど、薄まることもなく、消えることもなく

http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html
 



視覚を失うことを考えると
恐ろしくて震えが来る
 
視覚に頼り過ぎた世界で生き過ぎているからかもしれない
 
でも、いつかその時が来たら、
自分は、本当に耐えられるのかな?
 
ほとんどの小説でも
視覚だけに頼り過ぎた感覚でしか、書かれていない気がする
視覚表現を取り除いてしまえば、もしかしたら
接続詞だけで終わってしまう小説だって、あるかもしれない
 
他人の眼球でモノをみることは、できないから
もしかしたら、色や形や認識さえも
まったく違うのかもしれないけど
 
それでも、私の目に写る世界は
色に溢れていて、息をのむほど美しい
 
聞いた話だけど、
視覚障害のヒトが、治療で視力が回復して
初めて「見た」世界に、
「余白」がないことに驚いたらしい
 
全てが色で埋まっているんだ、と
 
そして、
あまりに視覚情報が多いことに驚いて
どこを見たらいいのかわからなくて、
酔ってしまったり、疲れてしまうらしい
 
見えていない時の方が、色んなことが問題なく過ごせていたのに
見えたら、色んな事が上手く出来なくなってしまったそうだ
 
視覚が戻った方が、むしろ身体障害になったようだ、と
 
 
もしかしたら、その感覚や世界を
ほんの少しだけ体験出来るかもしれないのが
 
Dialogue in the Dark
(ダイアログ・イン・ザ・ダーク)
 
これも、4年前くらいから
いつか行きたいと思いながら
まだ行けてない

2013/04/27

帰りたくない・・・

山形新幹線つばさ

本当に帰りたくない
めちゃくちゃ楽しかった・・・

かなさんに、「本当に大学好きだね・・・・」と呆れられた

ちなみに最初の予定は2泊だったけど
結局、4泊

帰りの車中で、結局末永亭に一泊したと
かなさんに伝えると

だろうと思った、絶対そうなるよねってササキ先生と話していたよ、と 笑

案の定

上山あたりかな
車窓から
虹出てます
東京駅にて
向かいに『こまち』が
この新幹線かっこいい
デザイン一番いいかも

シートは黄色
かわいい・・・

山形新幹線も7年前より新しくなって、乗り心地もよくなっていた

最後に、東京駅
ディズニーランドみたい

東京駅、そういえば、
新しくなってから外から見てなかったことに気付いた
なんか宮殿みたい

2013/04/26

末永亭

うって変わって、日本家屋

縁側が続いて、落ち着いた茶庭があります
季節の庭木がバランスよく配置されている



お家の中は、木が全体に使われている
古い和風モダンなこだわりのある設計のお家


末永亭でのお食事会
引き続き、大学の講師で同期の友人を連れまわし
大学院のモンマちゃんも合流して

器はさすがに自家製ではないけれど
こだわりのある好きな器を集めて使った食事

やっぱり食べるのが好きな人や制作している人のお家は
かならず食器にもこだわりがあるから、見るだけで面白い

先生、お忙しくて、途中でまた学校に戻ります

夕飯だけのつもりが、結局もう一泊 笑

本当に末永先生夫婦には、お世話になりっぱなし
山形でも、それ以外でも

はっきり言って、在学中に授業もいっさい関わりなくて、
1年間しか学校でかぶっていなくて
ただ単に、一方的に先生の絵が大好きで
個人的によく話していた先生ってだけなのに
本当にありがたいです
深夜4時くらいに、録画していた八重の桜をバランスボールとともに観賞中

翌朝も、見ていた・・・
NHKの大河ドラマと朝の連ドラは国民の義務らしい
ドイツでも梅ちゃん先生を毎朝見ていたし・・・

ちなみにササキ亭は、イタリア式のご飯
末永亭は、ドイツ式のご飯
(愛媛の郷土料理の『ふくめん』を作ってももらったけど、これもすごく美味しかった!)
 
この写真大好きだから、こっそり載せちゃう
先生の研究室にて

しかも、何故か、学校でやよいさんと梱包のお手伝いをしました
私、本当に暇人 笑 

ササキ亭

夫婦で陶芸しているので
器は、だいたい自家製

 

宿泊している間
上膳据え膳、送り迎え付きで
大変お世話になりました

本当にありがとうございました
ササキ夫婦がいるお陰で、安心して山形に遊びに来れます


2013/04/25

ササキ先生写真館(注意:興味ある人のみ閲覧してください)

今日は、ササキ亭にて飲み会
同級生で学校で教えている友人も誘って

まーとにかく、ワイン命の先生
イタリア男だからね
ナポリッチー
 

嬉しい話を聞いて
ニヤケ中

しかも、酔っぱらっているのか(?)、
もう私を男のコだとしか思っていない・・・

ワインをガンガン開けていきます
本当に、飲みすぎね
そろそろ、歳を考えてもらいたい

ちなみに山形に来てから
毎日色んな飲み会をササキ先生により組まされて
しかも、毎晩深夜3時くらいまで飲みました

この4日間くらいで、内臓が学生時代に急激に戻った



酔った勢いで、金工のカネコ先生に電話する
カネコ先生は、大学で作業中なのに
本当に迷惑すぎる

それでも、カネコ先生は、怒らずに対応してくれました
いつものことだから、諦めているのかもしれない 笑
 
ワインの空瓶がどんどん並んでいきます


深夜3時すぎに終了

本当に面白かった
でも、身体にくれぐれも気を付けていただきたい
大好きな大切な陶芸の唯一の恩師なのだから
 

また、蕎麦

大学のもう少し山側に上っていくとあるお蕎麦屋さん
学校のお掃除のおじちゃんの伊藤さんに、
在学中連れて行ってもらった

思えば、守衛さんにも用務員のおじちゃんにも、
かわいがってもらってたんだな


寒ざらしそば

寒ざらしそばとは、
秋に収穫した新ソバを、細心の注意をはらいながら保存し、
厳寒の冷たい清流に10日ほど漬けておきます。
これを引き上げ、晴天続きを見計らい、
山国の寒い風と真冬の紫外線の多い太陽光線でさらして
乾燥するという手間のかかった玄ソバです。
冷水に浸すことでアクが抜け、また寒風にさらすことで舌触りも良く、
甘みと淡白な味わいのあるそばになります。
山形では、4月中旬から5月上旬ごろまで(限定品)賞味できます
(山形観光協会HPより)

大学案内、美術棟編

本館すぐ隣の美術(絵画)棟の方へ

幼稚園生が、散歩している
帽子の色がいいね
(大学敷地内に、こども芸大という幼稚園があるので)
年々、棟が建て増しされている気がする
右が、生徒がいる実習棟
左が、先生の部屋がある、研究棟
付きあたりは、大学院生の新しい棟だそう(知らなかった)
さて、階段を下がってきます


洋画の木原先生

会うたびに、1年生の時に教職の授業をサボっていたことを
毎回言われる・・・笑
出席だけとって、気付いた時にはすでにいなかった、と・・・

そんな学生でしたが、いまだに良くしてもらっています

 
日本画の末永先生
ピーナッツを食べて


「うまい!!」という表情…らしい

ウチの大学の良いところは、コースが違くっても
こんな風に、面倒(?)をみてくれる

ドイツでもお世話になりました






大学案内、工芸棟編


本館から体育館の脇を通り、工芸棟へ
冬になると、雪の巨大滑り台と化する階段には
すべて手すりが完備されていた

手前は生産デザインの実習棟
奥が工芸棟です




窯場
先生、プラグラム入力中
釉薬部屋

私の窯と同じ窯が!笑
学校では、テスト用の窯なんだって
私にとっては、本気窯なのに…笑

先生、授業中です

なんか、とにかく、全体的に掃除がかなり行き届いている

廃棄粘土は、相変わらず多いなぁ
学校を出て、一人でやり始めると、
廃棄粘土なんてものは、存在しなくなると思う


右が彫刻棟
左が工芸棟

階段を上がると



二階はこんなかんじ
右手前は、金工コースの部屋
奥はロクロ室とか
後ろの奥は、テキスタイルの部屋

ロクロ部屋
やっぱり掃除が行き届いている
ウチらの時ときたら・・・
反対側に出ると、グラウンド
かなり眺めがいい、サボるには気持ちの良い場所


棟が違うのだが、一番奥の漆の部屋



ピロティでは、陶芸の後輩ちゃんたちが、
ガテン系で、薪割り中
穴窯用だとか
たくましいこと
本当に空が大きく見える場所