2020/04/27

日本昔話

益子の”もえぎ城内坂店”にGW中(本来は陶器市期間)に置かせてもらうことになっていた
ので、作品を本日送るにあたって、こんな時世だしお店に連絡すると
GW中お休みになるらしい…

でも、送ってくださいとのこと
オンラインとか休業明けに展示することになるかも、と
どちらにしても、うちに置いといても仕方ないので
お店で扱ってくだされば嬉しいので発送する


facebookに骨書き段階をのせていたが
色をのせて、焼き上がりまして
焼成前

焼成後
笠地蔵
焼成前
焼成後

はなさか爺さん

焼成前
焼成後

ぶんぶく茶釜
焼成前
焼成後
サルカニ合戦
焼成前
焼成後
浦島太郎


焼成前
焼成後
こぶとり爺さん
焼成前
焼成後

かぐや姫

焼成前

焼成後

金太郎

焼成前

焼成後

鶴の恩返し
焼成前
焼成後

一寸法師
焼成前

焼成後

桃太郎
“こぶとりじいさん”を漢字変換したら、”小太り爺さん”としか出なくて、悲しくなる…

2020/04/26

納戸色

納戸色(なんどいろ)とは、藍染めの一つで、緑色を帯びた深い青色のことです。赤みの強いものを「縹 (はなだ)」といい、赤みが少なくやや鼠色を帯びた色を「納戸」といいます。別名、「御納戸色」。江戸城内の納戸の垂れ幕やふろしきに用いらてきました。 藍色の濃度により濃い順で、紺、縹、納戸、浅葱 (あさぎ)、甕覗 (かめのぞき)となります。 -読み:なんどいろ-
関連色:紺、縹、浅葱、甕覗
(“伝統色のいろは”より)
私の使う色は大概が”和絵の具”なので名前が、かなり風流なものが多い
しかし、納戸色とは…と、
字面だけだと、完全に色ではなく、家の納戸しか出てこない
テストピースを作るまで想像すらできなかった
画像1
↑焼く前の納戸色の絵の具
画像2
焼成後のテストピース
由来を調べてみたらなるほどと思ったが、関連色にある”甕覗(かめのぞき)”の方がすごい色の名前だなとも思う
大学の特別講義で染織史家の吉岡幸雄先生の授業で手に入れた“日本の色辞典”にも、納戸色について載っていた
画像3
画像4
だいぶ前なので、印刷の色は少し変化したかもしれないが、
そこには、
納戸色
わずかに緑味のあるくすんだ青色。江戸時代に生まれた色名と思われ、青系統の色のなかではおおいに流行り、男物の裏地、木綿の風呂敷などに盛んに用いられた。錆納戸、藤納戸、桔梗納戸、鉄納戸、納戸茶、納戸鼠など、こじつけと思われる色名も生まれるほどもてはやされた。
名前の由来には諸説ある。一に納戸(物置)の暗がりをあらわすような色。二に納戸の入口にかける垂れ幕の色によく用いられたため。三に将軍の金銀や衣服、調度の出納を担当した御納戸方(役)の制服の色であったから。いずれも定かではない。
(吉岡幸雄”日本の色辞典”の納戸色より)
画像5
私のよく使う大好きな色に”ドンロク”という色がある
下のキリンの背中に使っている色、少し納戸色に似ているのだが
もう少し青鈍色味が強いかな
画像6
はじめ、”ドンロク”という音に、完全に日本昔話に出てくる、髭の濃いどんくさそうな村人をイメージしていた
↓こんな感じ
画像7
こんな男性を想像しながらいつも使っていたが、
最近、漢字を知って、なんて美しいのかと驚いた
“曇緑(どんろく)”
完全に源氏物語に出てくる高貴なイケメンの殿にモデルチェンジした
しかし、色辞典にもネットにも載っていないので、由来はわからないのだが…
日本の色名は、本当に面白く、また風流である
ちなみに、落語の”出来心”に出てくる”花色木綿”
小三治さんの落語を聞いたとき、完全に小花柄の木綿生地を想像していた
花色とは、納戸色の解説にも出てきている縹色(はなだいろ)のこと
“縹”を”花田”とも当て字で記され、そこから”花色”に略され、初夏に咲く月草(露草)で色を染めたことに由来するとする説があるらしい
ちなみに、”縹”という漢字は、色の意味の他に、”遠い。はるかな。”という意味があります
本当に綺麗な言葉だな

2020/04/07

三越も休業です。

こんな状況なので、今更のお知らせかもしれませんが、
明日から緊急事態宣言が解除するまで、三越伊勢丹も休業するそうです。

私は、個展とかではなく、数点作品を置かせてもらっているだけなのでいいのですが、
御連絡もらって、ちょっと驚きました。

規模の大小に関わらず、色んなことが延期や中止になっているので、今更なのでしょうが、
極狭い社会活動しかしていない引きこもりの自分に直接関わってくることだったので、やはり異常事態が身に染みます。

今朝のジョンソンさんのニュースにかなり動揺していたのですが…

これから経験したことのない状態になるでしょうが、皆様もくれぐれもお気をつけくださいね。


日本赤十字社のホームページに出ている、

「感染症流行期にこころの健康を保つために」シリーズ

が、なかなか良いです。

一部載せておきます。





2020/04/01

陶器市延期なんですね。

陶器市延期だけど…作り途中だけど…まぁ、一応制作継続するかな…

陶器市が次々と延期を発表している。
私は、波佐見(長崎)に毎年お手伝い(+ピアス販売)に行って、
益子(栃木)には作品だけ出していたのだけど…(益子はまだ延期とは出ていませんが)

私は、陶器市にガッツリ参加しているわけではないけど、
ガッツリ参加している人たちは、本当に大変だなぁ。
これ以上、陶器屋さんや陶芸家の首が閉まりませんように。

秋には収束していることを心より願って、
秋の陶器市は、盛大に各地にお出かけして、楽しんでくださいね。



あと、三越がとうとう週末(4/4土、4/5日、4/11土、4/12日)の臨時休業が決まりました。
私は、作品を置きおっぱなしなのですが、皆さまどうぞお気をつけくださいませ。


日本橋三越本店 本館6階 美術工藝サロン
2020年3月18日(水)~4月28日(火) [予定]
短縮営業中
平日 午前11時〜午後7時