2016/06/30

⑥ボルテックスの上で笛を奏でながらハートを配るおじさんに宇宙からの愛と平和について語られる # trip to Sedona / Monument Valley

まずは、Boynton Canyonという4大ボルテックスの一つへ
(※ボルテックスについては前回の記事をご参照ください)
日陰のない道
この日も35℃以上

直射日光の中、乾燥したトレイルを上っていく
どんどんあがっていく
右手に見えるのが、ボルテックスポイント(というのかな?)のカチーナウーマン
 Kachina Woman:“カチーナ” とはセドナで “精霊” のこと。このボルテックスは女性性のエネルギーらしい

ここまでは、まー普通に行ける
正面の岩がカチーナウーマンさんです
で、この写真のちょうど真後ろにある岩が男性性のエネルギーのある岩(ノエル)だとか
(それについては、後で出てきます)

ここから先は、断崖絶壁系のロッククライミング
ちなみに正規のトレイルはないそう
カチーナさん側に登って、さっきの位置を見下ろす
対岸の岩がノエル
ノエル側の樹の下でさっき休んでいました

と、ここまで来たときに、ガサガサと急に人の気配がして振り向くと
カチーナの中からおじさんが出てきた

このボルテックスには名物おじさん(笛を吹きハートの石を配るおじさん)がいるらしく
まさかその人か?と思い見に行くと
日焼け止めで顔が真っ白になっているが日に焼けたおじさんで
「あぁ、ここが女性性のボルテックスポイントだよ」っとそっけなく自分が出てきた洞を指して教えてくれる
Hちゃんと、この人が"そのおじさん"かなぁ、といぶかしがりながら見ていたが、いっこうにハートをくれる気配がないので、きっとハートを切らしているんだねっと話して、その洞にとりあえず入ってみることにする
カチーナ岩にあるボルテックスポイントの洞
中に座れるようになっている
強いエネルギーが感じられる(らしい・・・)
男性器に見えるのだけど・・・私だけかな
後から知ったのだけど、
さっきの洞で子宝を願うと叶うらしいので
なるほど、言い得て妙だなと一人で納得してしまった

さて、ハートは切らしていたけど名物おじさんにも会えたし
満足してHちゃんとさっきのノエル側に降りて、ノエル岩の裏側の見晴らしのいいところなど見て、
さて、帰ろうかなと思って道を戻ろうとすると

満面の笑みをたたえた(これまた日に焼けた)別のおじさんが、ものすごい勢いでやってきて
腰袋からおもむろにハートの石を取り出して、無償の愛について語りながら手渡してきた

これが、本物の"そのおじさん"かよ!と心の中で叫びながらお礼を言うと
満足げにおじさんは、すたこらさっさとノエル岩を登り始めた

そして、岩の上に立つと四方に何かまじないをかけ始めた
(四方に指をくるくると回して何か唱えていた)

わかるかな、意外と垂直のノエル岩です
ちなみに呪文中

呆然とその一連の行動を下から口をあけてみていると
呪文を唱え終わったおじさんが、登っておいでと私たちを誘う
え・・・これ、登れるの?と思ったが、おじさんがやたら親切(?)に手や足のポジショニングまでご指導してくれるので、Hちゃんと物は試しに登ってみることに・・・

これは、降りるときの写真だけど、
こんなに高くて垂直です・・・
さて、おっかなびっくり登ったノエル岩の頂上は、見晴らしがよくて気持ちがよかったが
おじさんが、宇宙からの愛や平和について語り、笛を演奏しだしたので
若干どうしていいかわからずに落ち着かないでいたのだけど、
不思議なことにおじさんが笛を吹くと、周りにツバメが集まってきて、旋回していた


頂上からのパノラマ
どうやら、男性性のエネルギーのボルテックスポイントはこの頂上らしく、図らずもボルテックスエネルギーを全身に受けている形になった(らしい・・・)

おじさん、笛を熱演中


 ぼんやりと、笛を吹くおじさんを見ていたら
「ビデオとってもいいよ!」といってきたので、
なんとなく撮ったほうがいいのかなと空気を読み、プロモーションビデオ風に撮ってみました

私たちが途中でもう降りたいと申告し、下山したのだが
おじさんの熱演はまだまだ続き
私たちが降りた後、何人かがまたおじさんの元に登っていった

ちなみにおじさんは毎日2回ここで笛を吹きハートを配り宇宙からの愛と平和を語っているそうなので
ぜひ行かれた際には、よろしくお伝えください



おもむろにくれたハートの石
(セドナのレッドロックで作ってある)
"Unconditional Love from Univers"だそうです
左:K子さんのハート
右:私のハート


Boynton Canyonの隣あたりにあるのが、
前の記事で書いたサンダーマウンテン
(ディズニーランドのビッグサンダーマウンテンのモデル)

2016/06/29

⑤ボルテックスとは何なのでしょうか # trip to Sedona / Monument Valley

CMになりそうな写真 笑
セドナには、4大ボルテックスというのがあってですね。。。

それくらいしかわからないので、
下にちょっとネットから引用したものを書いておきますが

※Vortex(ボルテックス)とはラテン語で、渦巻きという意味。
セドナは大地からの強大なエネルギーが渦を巻いて放出されている場所なので、転じてそう呼ばれています。なのでセドナ全体が巨大なパワースポットとなっています。
その昔、ネイティブ・アメリカンがセドナを儀式などを執り行なう神聖な場所として崇めていました
そのセレモニーサイトを訪れたサイキック(霊能のある人)が、特にエネルギーを感じる4つの場所を発見したことから4大ボルテックスが有名になったのです。現在は渦巻きという説と、上方向か下方向への一方向のエネルギーの流れという説があります。(internetより)


セドナ名物のねじれた木
ここではグネグネとねじれている木をよく見かける
ねじれ方も各々違うのだけれど
この原因がどうやらボルテックスらしい
強力な磁場のせいだとか
…真実はわかりませんが
少なくともねじれている木はたくさんあります

まーとにかく、セドナ全土がパワースポットらしい
ネットでちょっと調べるだけで、まことしやかに躍る魔法のような言葉の羅列に若干及び腰になるのだけど・・・
行く前に調べなくて本当によかった。。。
あまりにもスピ系のコメントが多すぎて、むしろセドナ教の様相をきたしている気がしてしまう

興味がある人はネットで調べてください。いろんな情報が出てくると思います。
個人的な意見ですが、純粋に観光として楽しむことの妨げにならない程度なら調べるのはいいのかなと思います。



正面のアンコールワットのようなシルエットの岩山は
サンダーマウンテン
ディズニーランドのビッグサンダーマウンテンのモデル
残念ながら(?)ネット上に躍るようなスピリチュアルな体験はなかったのですが
どこにも書かれていないけど、ひとつだけボルテックスの効果らしきものを感じました

セドナにいる間、謎にかなり快便だったということ

ボルテックスすごーい!と毎朝言っていました
(スミマセン・・・でも結構びっくりしたので)

New Ageショップを単なる興味本位でのぞいてみる
セドナにはスピ系のお店が、ものすごいいっぱいある

店の脇に儀式用(?)の何かが・・・

みなさんセドナに何を求めてくるのか知らないが
旅慣れていなそうな30-40代の日本人の女性の一人旅とか見かけた時に
あぁ、これがセドナなんだな
と、妙に納得してしまった

※こんな私がセドナ紀行を書いていくので
ご不快に思われそうな方はご勘弁くださいませ

2016/06/28

④走るのをやめたフォレストガンプ # trip to Sedona / Monument Valley

 セドナに帰る前に、フォレストガンプポイントへ
フォレスト・ガンプ観たはずなのに、感動したはずなのに、何一つ思い出せなかった…

とにかく、走って何往復もアメリカ横断を繰り返しているフォレストが、走るのをやめるという有名なポイント(らしい…)
"Quiet. Quiet. He's gonna say something."
(映画Forrest Gumpより)

みんなが撮影しているところを後ろから隠し撮り

ということで、またセドナに戻ります
行きと違う道を通ったので6時間くらいかかったかな
途中のポツンとあるガソリンスタンド
かわいい
雲が大地に影を作っている

また何もない平原をひたすらセドナへ

出発前に
モニュメントバレーのホテル前の日の出
もう天地創造って感じ
地球ってすごいなっと思います
(意味不明ですみません)

③ナバホ族のツアーへ # trip to Sedona / Monument Valley

公園内は一般の観光客が許可無しで入ることが出来る観光用道路と、
ナバホ人が運営するツアーでのみ見学出来るエリアがあるので
さっそくナバホツアーに

値段交渉すると
”ボスに殺されるから値段下げれないよ”とか言っていたのに
意外とすぐに下げてくれた

ナバホネイションの国旗

もう結論から言いますが、

非常に面白かったです!

無類の砂漠地帯好きなことを差し引いても、大興奮でした

写真じゃ、まったく良さが伝わりません

どこかの惑星のような雰囲気

大事なことなので2回言いますが、

写真じゃ、まったく良さが伝わりません


ジープツアーもあるが、土埃を防げるからジープじゃないほうにしたのに、
結果、興奮した私は窓を全開にして、身を乗り出して見ていたのでジープと同じでした…

足元は砂地
穴の開いていたり、空洞になって祠のようになっている岩もある



ペトログリフ(岩に刻まれた文字や絵・落書き)

馬が勝手に走っている


ここに住むナバホの人たちが、
牛や馬が放牧していたりするので、
そこらへんにいる
たまに道をふさぐ…

スリーピングドラゴン
(影になっているところがドラゴンの頭)
岩の形を動物やモノに例えて、名前をつけている



※コロラド高原の一部に属しているこの地域は、深い渓谷や山間台地が点在している。独特の地形は、2億7千万年位前の地層が現われたものが風化・浸食によって形成されたといわれている。現在でも風化が進んでいるため、岩山の形は変わる可能性がある。
ロッキー山脈からの鉄分を大量に含んだ川の流れは、下流地域一帯に沈泥となって堆積し、当時の酸素濃度は現在よりも高かったため鉄分の酸化が急速に進み茶褐色の地表となった。
遺跡が多数発見されている事から、古くから先住民が存在したことは確かだが、西暦1300年頃を境に先住民は姿を消している。
その後、年代は不明だがナバホ族が定住するようになり、19世紀半ばの「ナバホ・キャンペーン」「ロング・ウォーク」と呼ばれる白人による略奪・迫害を経て現在に至っている。
(Wikipediaより)

2016/06/26

②シボレーでモニュメントバレーまでひた走る # trip to Sedona / Monument Valley

セドナを回る前に、先に国立公園のモニュメントバレー(アリゾナ州とユタ州にまたがる)へ

セドナから車で片道5時間くらい
距離にすると400kmくらい(東京山形間くらいかな)ハイウェイをひた走る

セドナはまだ緑があるのだけど、岩地帯を抜けると
セドナ周辺は、山道のようなクネクネ道や起伏があるが、
そこを抜けると、ただひたすらに360度見渡しのいい荒野(乾燥した草原?)をひた走る
草原になり
一面マリモみたいな灌木が生えている

どこまでも続く乾いた大地
草はショボショボしか生えていない

たまに、水源があるところだけ(川の周りとか)いきなりモサモサ緑が生えているので
あ、あそこは潤っているんだなと、かなりわかりやすい

謎な地層の見える小山?岩?を通り過ぎ
(車の窓越しなので手が写りこんでいてすみません)

これが、途中の街だったりします・・・
ちなみにここの住人は見た感じが、ほとんどがネイティブアメリカンの血脈な気がする
白人は相当なマイノリティでほとんど見かけなかった

遠くにまた隆起した岩がポツポツと現れだす
レンタカーのはずなのに、Hちゃんにかなり似合っている黒のシボレー
モニュメントバレーまでもう少し


人生初めてのアメリカの国立公園へ
(正確には国立公園ではないみたいです)
入るときに入場料が必要です
車だと1台あたり(4人まで)$20
公園内の唯一のホテルへ 

ホテルからのパノラマ

古くからのナバホ族居住地域で、居留地となった現在では、その一部はナバホ族管轄のもと一般に開放する形で公開されており、ナバホ族の聖地とされている

※ネイティブ・アメリカンの中でも最大の部族であり約30万の総人口を擁するナバホ族
ナバホ族の人達はこの居留地をNavajo Nation(ナバホ・ネーション)と呼び 、合衆国公認の”半独立国”となっている
よって、このモニュメントバレーは、アメリカ合衆国の国立公園ではない

余談だが、この”国”では禁酒法が定められており、居留地内では一切の飲酒とアルコールの類の販売が禁じられている
(internetより)