2017/04/01

ドッと

草間さんの作品は、別段、好きでも嫌いでもない

実際、チケットがなかったら、見に行かなかったと思う

ただ、
現代アートを扱う美術館、ギャラリー、ショーウィンドウなら
世界の何処であっても、割と多く作品を目にするし

アートに疎い人でも、
なんとなく知っている現代アートの作家なのが、ウォーホルと草間さんな気がする
しかも、何よりご存命で現役であるということ
それは、本当にすごいと思う

というわけなのですが・・・

・・・だとしても、

物販が、50分待ちという状態はちょっと分からない・・・ディズニーランドかよ・・・
いや、別に何も買わなかったけど
来場者は、ファッション感覚の人も多いのかな

ま、私もそんなヌルッとした気持ちで行った

作品の"身が出てくる"かんじは相変わらずで、やはりテーマパーク的だなと思ったのだけれど

一番心に残ったものは、入口にある彼女のあいさつ文
そして、面白かったのは、近年の作品のタイトルたち

あいさつ文が、この展覧会のすべてで、彼女のすべてなんだろうな
彼女の作品の中で読む、彼女の言葉は結構くるものがある

音声ガイドは、草間さんが自作の詩を朗読したり、歌ったりしてくれているらしいが、
私は、借りていません・・・(強者にはおすすめらしい)



海外の美術館並に、空いているようにみえる構図
近くでガン見中
実際は、混んでいます
しかも海外のお客さんも多い
世界のKUSAMAの大回顧展だからかな

この空間だけ、写真撮影オッケー
 なんで、日本の美術館だけが撮影ダメなのだろう


一緒に行って、やっぱりよかった
色んな意味で・・・





My Eternal Soul
ここに書いてしまうと、意味ないかな・・・


草間彌生から世界のみなさんへのメッセージ

今、世界は様々な国々や人々の争いの中に騒然として美しい平和とは遠い中で、人々の悩みはいっそう深くなっていきます。
この混迷の地球の中の雑然とした世界の中で今こそ何を望み、人間としての毅然とした姿勢をいっそう高め、社会の一員として素晴らしい世界をみんなで力を合わせて構築してゆくべきだと思います。
私は毎日朝から晩まで芸術の制作に命がけで闘っています。
私の心の限り、命の限り、真剣に作り続けたこれらの我が最愛の作品群を私の命の尽きた後も人々が永遠に私の芸術を見ていただき、私の心を受け継いでいって欲しい。
永遠に輝いた未来、そして人間愛の美しさと私のこの魂を受け継いでゆく事こそ絶大なる死後の私の願いであります。
私は芸術家として70年以上も作品を作り続けて毎日生命の尊さを祈り続けて参りました。私の心が沈んだときや、希望が薄れたとき、悲しみのとき、いつも私を支え救ってくれたのは、私の芸術家としての強い生命の輝き、それにより力をもって生き続けてこれました。
それらの力こそ私の人間としての信念でありました。
人生の浮き沈みの中に、いつも志を強くもって生きてきた今日にいたるまでの人生の歩み、それらの人生路の長かりし日々を私は真剣に、そして命がけで過ごしてきたことを、心から誇りに思っております。
「芸術家としての生きる心構え」が私の一生を支えてきました。
”芸術の想像は孤高の営みだ”
それは世界の人たちと感動を共にすることに命を賭して成し遂げるものだと思います。
私のメッセージとしてこの信念を世界の人々に伝えたい。
私は死ぬまで闘い続けたい。私が死んだあとも皆さん、どうぞ私の創造への意欲、芸術への希望と私の情熱を少しでも感じて頂けたらうれしい。
多くの若い人やこれからの新しい世界をつくっていく方々が何か精神的な悩み、そして人生に対する悩み、そういったものがあった時に、私の生きてきた道のりや、私が唱えてきた世界観や思想を乗り越え、皆で偉大なる世界をつくられていくことこそが絶大なる私の希望であります。それを心より願っております。

さあ、闘いは無限だ
もっと独創的な作品をたくさんつくりたい
その事を考える眠れない夜
創作の思いは未来の神秘への憧れだった
私は前衛芸術家として宇宙の果てまでも闘いたい
倒れてしまうまで

これまで私の芸術の発展に力を貸してくださった多くのみなさまに心からありがとうと申し上げます。

前衛芸術家 草間彌生





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