2017/04/16

solar ray

日本神話の太陽神と言えば、天照大神(アマテラスオオミカミ)

八大龍王水神社の後に向かったのが、彼女に縁の深い場所

その前に、日本神話について
ちょっとおさらいしておくと、より楽しい宮崎観光
と、いうことで…

天照大神の誕生について
日本国を作ったとされるイザナミノミコトとイザナキノミコト

亡くなってしまった愛しいイザナミを追って黄泉の国へ行ったイザナキが、
黄泉の国の穢れを払った時に

左目から生まれたのが、天照大神(アマテラスオオミカミ)→太陽を司り、高天原を統治
右目から生まれたのが、月詠命(ツキヨミノミコト)→月を司り、夜の国を統治
鼻から生まれたのが、須佐之男命(スサノオノミコト)→風(災厄)を司り、海原を統治

これが三貴神になる

ちなみにこのイザナキが禊(みそぎ)を行った池も宮崎市阿波岐原に存在している


さて、アマテラスにとってスサノオは、厄介な弟で、
豊葦原中国(地上)でも駄々をこねて、アマテラスのいる高天原(天上界)でもやりたい放題
それに見かねたアマテラスは嘆き、憤り、ついには、
天の岩戸にこもり、大岩で入口をふさいでお引きこもりになってしまう

そして、世界は暗闇に沈んでしまう


さて、まずは
アマテラスがお隠れになったという天の岩戸のある神社へ

その名も天岩戸神社

日が良くて、結婚式を挙げていた



西本宮拝殿
拝殿の横を見ると・・・
拝殿裏に、天の岩戸があるという立札


 
社務所で見学希望を伝えると、案内をしてくれる
門前でお祓いをすませて、いざ中へ

・・・っと、写真は厳禁なので、写真ナシです
ちょうど本拝殿真裏の山肌に、お隠れになったという小さな洞が見える
拝殿の左横にある神楽殿
神楽発祥の地と言われている

無形文化財の天岩戸神楽は、33番まであり(約16時間)
春、秋、旧暦11月の、年に3回、終夜に渡り舞われ神楽奉納される

切絵のようなものは、彫物(えりもの)という
神楽を舞う舞台「神庭(こうにわ)」の四方に飾られる
二間四方の神庭の中は高天原をあらわしている

さて、このアマテラスの話には続きがある

太陽神であるアマテラスを失ったことで、
世界は闇につつまれ、禍が跋扈しはじめ混沌に陥る

困り果てた八百万の神々は、アマテラスを天岩戸から連れ出す策を天安河原で相談し、
天岩戸前で色々と試したのだが、一向に効果がない

そこで白羽の矢が立ったのが芸達者の天鈿女命(アマノウズメノミコト)
彼女の全裸にならんばかりの激しく賑やかな舞いを肴にして
八百万の神々は、天岩戸の周りに集まり大騒ぎで大宴会をしだす

賑やかなことが好きなアマテラスは、居てもたってもいられずに
岩戸を少し開けて外を覗こうとする

そのタイミングで、怪力自慢の手力男命(タジカラオノミコト)が
岩戸を引っぺがして、アマテラスを外の世界へ再び連れ出すことに成功する

 
 
この八百万の神の会議場の天安河原が、
天岩戸神社から徒歩で行ける 
天岩戸神社を出て

川沿いを上流に歩いて行く
大きな洞窟が見えてくる
 
かっこいい
 

奥に拝殿

拝観者が願掛けの石積みをしていくこともあり独特な雰囲気
 
天岩戸神社の絵馬

鳥居の横にいる大きな像が、岩戸を引き上げたタジカラオノミコト
 
 
下の方が西本宮、左端が天安河原

 
境内にある、珍しい古代銀杏
実も葉も特異な形状らしい
さて、このあとは名勝、高千穂峡へ

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