2019/12/08

ふんがも


先日、田口ランディさんのイベントのアシストをしていたアーリーとかとランディさんの話になった。
彼女の本は、10代の頃に何冊か読んでいて、元来そうだが、だんだんと内容のスピリチュアル色がかなり強くなってきて、この人はどこに行くのだろうか…と疑問に思いながら、なんとなく読まなくなってしまっていた。
多感な時期に読んだこともあって、今でも文章の場面がトラウマのように印象に残っていたりする。『コンセント』の兄の死の場面は特に…
その数年後に『コンセント』の話をしていたら、
私の叔父さんもまったく同じ状況だったんだよ…
と話してくれた友人がいて、その話と小説が混ざり同化してしまい、全体の内容は忘れてしまったが、その部分の状況だけが余計にすべてが生々しく細かく頭の中にこびり付いてしまっている。
…窓辺に吊るされた白いワイシャツがあったのは、ランディさんのお兄さんだったか、友人のおじさんだったか。
アーリーが、イベント関連で最近のランディさんの本の内容の話してくれて、私の好きそうなところをついてきていたので、久しぶりに読んでみることにした。
死刑囚の話、としか聞いていなかったのだが、読んだら”オウム真理教のある死刑囚”の外部交流者としての私小説だった。 
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久しぶりに彼女の文章を読んで、あぁそうだった、この人の文章は、好奇心や興味の赴くままにわき目もふらずに突き進み、どんどん内側へ深いところへ加速して、それをあけすけなく感覚のまま言葉にして書くんだった。
切れそうなほどにピンっと張りつめられた細い糸がキリキリ鳴り出して切れる寸前で、毎回、フッと力を抜くんだった。だから最後には、糸が頼りなく風になびいている姿だけを余韻に残す。そんな印象だった。
自分を見ているようだから、話に入り込みやすくもあり、読みながらイライラもしてしまう。
オウム真理教について、昔から無性に惹きつけられて仕方がない。特にサリン事件以降、興味が一層増していった。
80年代前半に頭の良い大学の学生であったら(頭が悪いから絶対にあり得ないが…)、入信しただろうかと時々仮定して考えてしまう。
ブログにも、オウム真理教については、何かあると抑えきれず書いてしまっていた気もする。(とまらなくなるので、なるべく控えているのだが。)
知ろうとすると、飲めば飲むほど余計に喉が渇いてしまい、潤したいのにどんどん枯渇して最後には唾液も失い喉の内側が引っ付いてしまう感覚になる。
信仰による宗教テロは、世界中で日々起きていて、近年は特にムスリム系が多いが、世界中で蔓延している宗教・宗派テロと、オウム真理教テロは、全く別物な気がしていた。どちらかといえば、ナチスドイツとかに近いのではないかな。
ナチスやアウシュヴィッツについて最近ブログに書いていたので、調べ考える機会があったから、余計に似ている気がしてしまう。
ナチスもオウムも、集団によるあまりに残虐で人道に外れた行為であるが、多くの人を巻き込み関係していたから当事者からの聴取により解明できそうなはずなのに、知りたくて覗き込もうとすると、余計わからなくなり、その不可解さや矛盾の袋小路で途方にくれ、足元の小石にさえ天の啓示と受け取りオカルト的な意味づけさえしてしまう。
だが結局、何の意味など無いのだ。
日本の死刑制度については思うことがあるが、それよりも、執行によって全てがうやむやになってしまい、私の中の色んなモヤモヤがより一層増していった。やるせないな・・・
うまく言葉で説明できないが、人が日常とは違うすごく特別な事をするとき、それが良いことでも悪いことでも、起点はそんなに変わらない気がしていて、誰もが持っている身体の輪郭の外周に漂うモヤみたいな部分が、その特別なところで、身体の輪郭はいとも簡単にぶれやすいのだと思う。
多くの人間が社会生活の中で、その輪郭を必死に保っていて、少しぶれてしまうことはあるけど、境界線が曖昧になる前に元に戻す努力をする。でも気を張っていないと、どんどん輪郭がぼやけてきて、モヤと同化してしまうのだと思う。
だから、人が道を外れずに一生を終えることは、すごく神経を使い大変なことなのではないかと思った。
やはりうまく伝えられないな…
本書にでてくる「反省」に対しての見解や、元信者の木田さんがオウム以外の何かを模索した経験談と、松本サリンの河野さんの考え方や生き方が、面白く深く考えさせられた。
被写体はオウムでなくてもよかったのかもしれないとも思うが、オウムであったからこそ強い感情と好奇心と、自分と他者のコントラストがはっきりしたのだろうな。
話は変わるが、ランディさんの本で知り、今でも本当によく使う言葉が【ふんがも】である。知る前は、【ふんがも】の状況に陥った時に、それを表す単語が無かったが、知った後は、「あ、また【ふんがも】だ」と思うようになり、喉に刺さった小骨がとれたような気持になった。『オカルト』を読んでくれている人なら【ふんがも】が通じて、尚のこと嬉しいのですが。笑
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2019/12/02

ローテクな作り方

ちょっと必要で簡易ポートフォリオを作っていた。
初め、イラレとフォトショを使わないとできない!と、友達の実家に借りに行ったのだけれど、細かい使い方をすっかり忘れてしまっていて、
ふてくされて、その家の猫たちと遊んでいたら日が暮れてしまったのだが、
よくよく考えたら、ハイテク加工ソフトが無くても別にできることに気づき、
家に帰ってからローテクを駆使して作った。

写真を選んでいると、毎回疲れて時間なく撮影しているから、本当に写真で使えるものがないことに気づく…。

何人かの方に、今回の動物作品の図録を作って欲しいと言ってもらったのだが、
写真が…ひどいんですよね…ごめんなさい

毎回、絵本や図録とかもよく言われるんだけど、やってみたいけど、撮影の時はいつも時間に追われすぎているから、なんか、どうにかならないかな・・・苦笑




2019/11/27

あいさつにかえて…

色決め中

才能もセンスも器用さもないのだから、せめて時間と手間だけは掛けなければ、先方の顔に泥を塗ることになり、人としてそれだけは避けなければ、出来る限りのことはしなければ…と、自分に言い聞かせて、毎日、ただひたすら制作していました。

今回は本当に、個展と注文を納期内に納品できただけで、私の中で御の字の及第点、と思う程に切迫していたので、
会期中は、搬入に間に合っただけでホッとしてしまい気が抜けていました。

私は作るだけしかできないから、泣いても吐いてもただひたすらやるだけですが、
その上、好きでやっているわけではない(と思っている)ので、誰にも見てもらえないと、何のためにこんなつらい思いをして作っているのかよくわからなくなってしまいます。
だから、見に来てくださる人がいてこそ、楽しみにしてくれる人がいてこそ、なのだとしみじみ思います。

本当にありがとうございました。

気が小さいひねくれ者だから、
行けなくてすみませんでした。
と、言われたりすると、あぁ気を遣わせて本当にすみません…と申し訳ない悲しい気持ちでいっぱいになってしまうのですが、逆に、
見逃して、残念だった!初日に来ればよかった!全部見たかった!
と、すごく残念そうに心からおっしゃってくださる方がいると、その言葉にものすごく救われたりもします。

結局、私は創作欲求よりも承認欲求を満たすために作り続けていたのだなと思い知らされるのですが・・・苦笑

今回、いつも以上に見に来てくださった方が喜んでくださり、楽しそうに目をキラキラさせてじっくり見てくださる姿は、自分の仕事に悲観的な私には想像していなかったもので少し驚いていました。
動物好きが多いのかなとか思っていたのだけど、単純にすごく楽しんでくれていたみたいで、その姿に私のすさみきった心が少しずつほどけていきました。
見てくださる方の反応を見て、あぁ報われた…という言葉を何度か呟いていました。

三越本店での個展に、お越しくださった方に、楽しんでくださった方に、ただただ心からの感謝を込めて。
本当にありがとうございました。

でも、もうこの物量は、エネルギー的に無理な気がしますよ…


余談(いや、蛇足)ですが…
見に来てくださった陶芸家の知人と話していて、
「ひきこもり」か「犯罪者」か「陶芸家」かという選択肢の中で、「陶芸家」が他人に迷惑を掛けずに、一番マシだから選択しただけな気がする、とお互いうなづきあっていました。



2019/11/25

2019 KANATA展も無事終わりマシタ。

KANATA展、終わりました。
これで、年内の展示はほぼ終わったはず・・・たぶん。

写真いっさい撮らなかったので、ヒトの写真を勝手に使わせてもらいます
(はるなちゃんと、えみちゃん撮影)



最終日のファッションショーのランウェイ後の挨拶

モデルは、
会うと誰もが虜になるバンクーバーに舞い降りた地上の宝、踊る天使Chiharuちゃん
ドレーピングのパタンナーでスタイルもいいからモデルもできちゃうというMarico氏
さすらいの旅人でプリン屋で外見も食べ物も草食動物なのにロックな詩人のSoramaruくん
絵本作家でアーティストで編集者でもあり作品からは想像できない中身がハードロックすぎなKaoちゃん
驚異の小顔と愛らしい性格から小動物の様に抱きしめたいのにスタイル良すぎて隣に並びたくないモデルのDanaちゃん

そして、デザイナーは、
バンクーバーのみんなのアイドルでもあり胃袋のマザーでもあるアーティストの愛すべきTerryさん

マネージメントは、
エネルギーが内部で美しく渦巻いていて周囲をパッと明るくする大きな花束のようなHarunaちゃん

ディレクターは、(映っていませんが)
カナダの正真正銘ゴッドマザー・いつもファッションも心意気もかっこいいロックンロールなkeikoさん

で、お届けしました。


会場支配人の上田さんとヘルパーのアーリーが覗く中
Soramaruくんはビーガンプリンのクリームブリュレ中

今回食べたかったのだけど、あまりに他のお菓子を食べすぎて、甘いものはお腹いっぱいだったので、
バンクーバーに行った時に、お店へ食べに行くよ
パフェ的なものあるそう
動物性のものをいっさい使っていないのに、美味しくて大人気
動物性ラヴァ―の私でさえ好きです
気心知れた仲間とのグループ展で楽しかった~、あと自分のお客さんが2人しかいらっしゃらなかったから、家にいる並みの気の抜け方でした、すみません。笑
そして今回はChiharuちゃんという天使に出会えたのが、一番の収穫でした。
かわいかった~。
最終日、魂の唄声をもつToshikoさん(中孝介さんに楽曲提供を結構されているのだけど、彼のデビュー曲『それぞれに』がとても好きで、今回も歌ってくれた)のパフォーマンスとSoramaruくんのアクティブポエムライブパフォーマンスと、我らが天使Chiharuちゃんのダンスパフォーマンスもありました。


アーティストと魔女とヒッピーが住む魅惑的なカナダの小さな離島から素敵な作品を運んできてくれた大好きなIkukoさん
どんな場所でも戦力になるハイパーセールスマンでパーソナルカラー診断士の頼れるSaoriさん
とエンジェルChiharuとスナフキンSoramaru

お客さんも映っていたので、2人だけを切り取っちゃいましたが
こけし界のアイドルでガラス作家の…いや、ガラス界のこけしの妖精さんなのか?
見た目は最高の癒し系コンビなのに(寝起きは待ち受けにしたいくらいラブリー)、
中身の濃さと強さと周囲にまったく流されない独自の世界観は筋金入り
素敵なEmiちゃんと大好きなRikaさん

あれ、シャイなのかMikeの写真がない…ので、搬入の日の写真から
少林寺拳法をやっている木工作家でもある格闘系アーティストMike(性格はとても温和です)
会期中ずっと一緒に居たのに写真がなかったのだけど、超絶技巧系(変態系)アーティストのEmiちゃん
毎日、愛妻弁当を作ってきてくれました。
あ、今回は出さなかったけど、このメンバーに欠かさない存在のみんな大好きTommyもいる。



お越しくださった方々、ありがとうございました。


おつかれさまでした~
あと、お手伝いしてくれた世界へ羽ばたく金の卵の秀才まじめな理系少年レオナくん
ありがとうございました~

2019/11/19

無事個展終わりました。。。そして、グループ展の告知も。

三越の個展、無事に終わりました。
本当に、本当に、ありがとうございました。

今回は、やり切った感じがしていたので、ちょっといつもと違う感覚で会期を過ごしました。
久しぶりに会えたり、話したり、楽しんでもらったりと、見に来てくださった方の表情を見ているだけで、今回は特に嬉しくて、すさんでしまった心がほどけていく感じでした。
本当にありがとうございました。
みなさんの反応も、いつもと違くキラキラしているように感じました。

まだ、ちょっと仕事がつまっているので、落ち着いてからまた改めてお礼を書きたいと思います。

本当に、ありがとうございました。
お越しくださった方々に、心からの感謝を込めて。

さて、明日、注文作品の設置搬入してきます。
また後ほど、ご報告させてもらいます。


そして、今週末の金土日と自分を癒すため(笑)に愛すべき人たちとのイベントに急遽出品します。
愛すべきTerryさん(アーティスト)とカナダ在住や縁のアーティストたちの競演に便乗します。
大人になってから出会ったのに、昔からの知り合いや家族のように、暖かく愛すべき愉快な濃ゆい素敵な、私の自慢の大好きな人たちとのイベントです。

ファッションショー、アート、ジュエリー、パフォーマンス、などなど
とにかく内容よりも、参加メンバーが濃いので、私は端の方でニコニコと会場を見守っていたいと思います。笑
(私は、ピアス販売がメインになると思います。)

下記は、はるなちゃんが作ってくれたfacebookページから抜粋しました。



—————————————————— 
   Terry Sasaki & Creators Exhibition 
            『 K A N A T A 』 2019 
—————————————————— 

22nd - 24th November, 2019 
11 : 00 - 17:30  (24th, - 17 : 00)
@ATOM CS TOWER 8F White Gallery

Reception !! 
Dance, Music and Poetry reading,  Special Fashion show  on 24th Nov. 13:00 - 14:30
@ White Gallery,  Free admission !


  『 K A N A T A 』

★ 会期
11月22日(金)~  11月24日(日)
Open 11 : 00 〜 17:30
(最終日のみ17時終了)

★ レセプション
11月24日(日)  13:00〜14:30  
2018年のKANATA展開催時に生まれたユニット”KANATA” より、詩的な音楽、歌、踊り、スペシャルファッションショー!
 Free admission ☆ 13:00 Just 開幕です!

★ 会場 
ATOM CS TOWER ・8F White Gallery
〒105-0004 東京都港区新橋4-31-5
お問合せ : TEL 090-7863-8060(肥田/会期中のみ)


★レセプション★
詩的な音楽・踊り:KANATA (江崎とし子&高山宙丸)、佐藤 千春
舞台演出:Terry Sasaki & Keiko Boxall(ファッションショー)
モデル : NOZOMI 他

2019/11/12

明日から、はじまります。


Aussie; オージーっ子
カモノハシ、アカカンガルー、スナイロワラビー、クアッカワラビー、ウォンバット
Platypus, kangaroo, Wallaby, Quokka Wallaby,  wombat

搬入してきました。
結構埋まってよかった・・・

こんな説明文がついているので、QRコードを読み取れば
それぞれの動物について詳しく知れます。
博物館みたいで、子どもたちも楽しめるかなぁっと、思ったのですが…笑
大人も楽しんでくれるといいな。

明日からはじまります。
宜しくお願いいたします。

×××××


ふくちあやこ 陶展

2019年11月13日(水)~11月19日(火)
午前10時~午後7時 (最終日は5時まで)

日本橋三越本店 本館6階 美術工藝サロン

会期中終日在廊予定

宜しくお願いいたします。


”外気のせいか表面は少しひんやりとして、スルスルと滑らかだった。
顔を近づけずにはいられなかった。”

2019/11/11

Latinoamericano; 中南米っ子


中南米の子たち
ビクーニャ・ビスカーチャ・アルパカ・アリクイ
Vicuña, Viscacha, Alpaca, Anteater


形の違う小さい動物が100匹とかになると、搬入のための梱包に結構手間がかかり、
これをまた、ほとんど変わらない同じ数だけ搬出の時に短時間に梱包するのが本当に嫌だなと会期前から、憂鬱になる。


×××××


ふくちあやこ 陶展

2019年11月13日(水)~11月19日(火)
午前10時~午後7時 (最終日は5時まで)

日本橋三越本店 本館6階 美術工藝サロン

会期中終日在廊予定

宜しくお願いいたします。


”外気のせいか表面は少しひんやりとして、スルスルと滑らかだった。
顔を近づけずにはいられなかった。”