2025/08/07

御礼


 ギャラリー花あさぎ(銀座)での

『戸出雅彦 ふくちあやこ 二人展』無事終了いたしました。


酷暑の中、お越しくださった方、

気にかけてくださった方、

またご挨拶できた方も、お会いできずに失礼してしまった方(申し訳なかったです…)も、本当にありがとうございました。


なんだか久しぶりの展示の様で、ご無沙汰していた方達にお会いできたのも本当に嬉しかったです。


一緒に展示してくださった戸出さんは、花あさぎさんが企画してくださったので、直前まで、どなたとご一緒するかも存じ上げませんでした

最初は、色絵同士の展示で、しかも九谷の作家さんに萎縮気味だったのですが、

始まってみると、作風も人柄もとても素敵な方で、楽しく会期を終えることができました。


また、夏の展示が初めてだったので(いつも冬な気がする)、この暑さに、お越しいただくのも皆さま大変だったと思います。


重ね重ね御礼申し上げます。

ありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しく願いいたします。


ちなみに会場の写真を一枚も撮っていないことに気づきました…すみません

2025/07/25

展示の告知 銀座ニ人展



 『戸出雅彦 ふくちあやこ ニ人展』

2025.7.30(水)-8.4(月)
11:00-18:00(最終日-15:00)
作家在廊日 8.2(土)、8.3(日)

ギャラリー 花あさぎ
〒104-0061
東京都中央区銀座7-2-4
アンジェリックフォセッテビル6階
03-3289-5711

どうぞ宜しくお願いいたします
DMご希望でしたらご連絡ください


ギャラリーの花あさぎさんの企画展になるので、DMできるまでどなたと一緒になるのかわからなかったのだが、上絵の企画展となったようです

私の写真がちょっとピンボケですが、DM作成してくださった方が良い感じにしてくださった
そもそも、DM用の作品が間に合わなかったので、亀を使っていますが…

数日前に、本来DM用にしたかった作品がやっと焼き上がった。笑

以前描いて気に入っているイキモノのハクタクとツチグモ


暑いのが大丈夫でしたら、本物見に来てください

写真で思うより小さいと思うので

上絵の工程として、
普通に焼き上がった陶器(通常使える状態)に
上絵の呉須で骨描き(輪郭線)を描いていき

骨描き終わった状態




その後、その線に被せて、尚且つ黒い線をこすって消さないように上絵の具を上に盛っていきます(なので盛り絵の具と言われています)

こんな感じで、焼く前と焼いた後で全く色が違うので

塗ってる時はどこに何色を塗ったか覚えておかないと

全体の感じがつかみにくいです




 裏も描いてあります(手前のはひっくり返している)







2025/07/07

7月の展示 まず、3人展

 もう会期始まっていますが、宜しくお願いいたします

画像

漆と陶 三人展
2025 7/4〜7/15

漆 CASAICO
陶 沼田佳奈子
磁(陶) ふくちあやこ
大学の先輩と3人展です

金継ぎワークショップ 7/8、7/9
講師 CASAICO

はこだて工芸舎
〒040-0053 北海道函館市末広町8­8
TEL:0138-22-7706

https://www.hakodate-kogeisya.jp/

大学卒業してからもう何十年も経ったのだけど
自分の作家略歴を見ていると
毎回、自分の力でここまで制作してきたとは到底言える経歴はなくて
完全に今も仲良くしてくれている大学の先輩たちによってここまで引き上げてもらい、何とかやっているということをしみじみと感じる

これほどまでにやる気や根性のない作家活動を続けてきたにも関わらず、
まだ懲りずに続けている自分に驚くが
そんな自分に懲りずに付き合ってくれる人たちには、感謝しかありません

展示の様子は、はこだて工芸舎さんのインスタに載せてもらっているので
よかったらどうぞ

https://www.instagram.com/hakodatekogeisha?igsh=YnZlNHQyZmZ3M3Nw

陶小箱


張り子も出しています


2025/02/22

書きぞめ

 自分の考えをまとめるためと、ストレスの解消のためにも

書いておかなければいけないことがたくさんある気がするのだが
色んな余裕がなく書けずに、一年が過ぎていった
書く行為と同じように、仕事もほとんどできなかったのだが
その間に自分への褒美に司書の資格をとった
レポートをたくさん書くことになったのだが、
書くことへの充足感はほとんどそちらで満たされていた

昨年も色んなことが起きて、ニュースは悲しいことが多かったのではないかと感じる
年末だと、10年以上前から気になっていたシリアのことを書こうと思ったが
年が明けて、山火事、地震、隣国の政変、他国の乱立する大統領令、国際情勢の大きな変化が続き…そして、また全てが変わりそうだとも思う

進化や変化は未来に必要だけど、その反動から拒絶をする力も大きく動く
また進化するために退化してしまうものを、気付かずに無くしてもいく
距離感やスピード感は恐ろしく速く短くなり、遅さや手間は“悪”になっていく気がする
世界はどんどん訳のわからない方向に進んでいくし
感覚はどんどん退化していく気もする

それは、生まれ持った鈍感さとは違くて、退化なのではないかと思う
もう使わなくなってしまった器官が、退化していってしまった人類の尻尾のように、深海生物の視力のように
現代では、その退化させた器官の代償に得たものは、何なのだろう

この先を照らすモノに、何を選ぶかはその人の勝手だが、
お祭り騒ぎの後始末をする人たちがいることに、気をかけれなくもなっていく

ホムホム(歌人:穂村弘)の講演を聞いて、始終とても面白く興味深かったのだが、
その中で
新幹線の名前が、
つばめ→こだま→ひかり→のぞみ
と変わっていったという話になった

これは、どんどん実態がなくなり概念化していっているとのこと、この次に来るのは“いのり”なのではないかと冗談を言っていた

本当にそうで有る、
新幹線の名前だけでなく、全てのことに実態が伴わなくなってきている

無いものに怯えて、無いものに踊らされ、共感し、拡散され、支持される
有るものは見向きもせず、目に見えているのを信じず、「嘘」だと糾弾する

結局は全てが実像のないものへと移っていく、あべこべの世の中である

混迷の世の中で、進む先に光を見つけるために必要なのは、カミかホトケか、カネかチカラか

詣でる場所は、何処がいいのか