2018/12/07

①ポーランドへ行く(2018/6月)


ドイツに行ったついでに、どこへ行こうか考えていた。
まだ行っていないベルリンに行こうかなと思い、地図を見ていたらすぐ隣がポーランドであることに気が付いた。
いつかは行こうと思っていたアウシュヴィッツが頭をよぎり、ポーランドにも寄ろうかな…と思ったのが、出国5日前。
アウシュビッツへ行ったことがある人に聞いてみたら、行くなら、日本人のガイドさんを付けるべきだよと強く勧められる。
公認の日本人ガイドって、一人しかいないのか…ネットで調べていたら中谷剛さんがヒットした。
地球の歩き方などガイドブックにも名前が出ている方で、テレビなどでも何度も取材されているようだった。
きっと予約は取れないんだろうなと思いながら、ノープラン状態だったが、一応連絡をしてみることにした。
中谷剛さんです。(HISから写真転用)
ポーランドに滞在できるのは、3週間後くらいから、約10日間とだいたいあたりをつけて、ネットから見つけた個人宛の連絡先にメールを出してみる。
羽田−フランクフルト間のフライトチケットしか買っていない状態だったし、ネットには、返信が2週間以上はかかるみたいなことが書いてあった。
急に3週間後のガイド依頼はさすがに無理だろうし、ダメなら今回はポーランドは諦めて、ベルリンに行こうかとも考えていた。
が、驚いたことに送信した5分後くらいに返信があった。
あまりに返信が早く、しかもすごく丁寧な文面だったため、本当にご本人なのか、半信半疑になるくらいだった。
明々後日に出国予定で、実質2日間でヨーロッパ国内線や安くて楽なルートを、今しがた決まったガイドの約束の日時を起点に急いでザックリ計画を立てはじめる。
本当は、行ってその時々に宿や目的地を決めて気の向くままに回る方が楽なのだが、約束がある場合は、他人に迷惑をかけるのでそうもいかない。
アウシュビッツに1番近い都市Krakówには前日までには入っていないと約束に間に合わない。
ポーランドは、広い。それに、見所もたくさんある、図書館で借りたガイドブックとネットを見比べながら、行けそうな都市部をチェックする。 
荷物だって作らないといけない。
これを出発前々日に全てこなすのだから、無計画にも程がある。
しかもKrakówでは、Jewish festivalと日程がドンピシャで重なる…宿がちゃんととれるかな…と不安になる。
しかし、インターネットという、便利なものができて、本当に旅が楽になったと思う。
言葉の通じない場所も、地球の裏側も、リアルタイムでフリーで連絡できて、電話を使わずにカタコトの言語でも個人で予約が簡単に取れる。
wifiの有無はあるが、インターネットが普及してからしか一人旅をしていないけれど、ネットのない時代の旅は完全なる冒険だったのだろうなと思う。
仮想世界は、日々狭くなる一方だ。

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